映画のレーティングの基準って、結構厳しいですよね。例えば、wikipediaによると、アメリカの場合、1回でも「Fuck」を口にするとPG13。2回だとR指定なんだとか。でも、時々、何がダメだったのか理解出来ないようなものがありませんか?
io9が取り上げていたんですが、『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』は、顔がデロデロ〜と溶解していくのは問題無しだったにも関わらず、頭部がパーンッと爆発するのはダメだったそうです。
それでは、以下から詳細をどうぞ。
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ウィル・マククラブ氏がツイッターに投稿した『インディ・ジョーンズ』トリビアによると、アークを開けた後に起こった超常現象でルネ・ベロックの頭部が爆発するシーンは、本来であれば鮮明に映し出されているはずだったところを、アメリカ映画協会[1](Motion Picture Association of America、MPAA)がぼやかさなければR指定にするとスティーブン・スピルバーグに警告したため、比較的マイルドに見えるようになっているのだそうです。
訳者は『失われたアーク』を幼い頃に見ましたが、頭部爆発よりも顔面がドロドロに溶ける方が怖かった記憶があります。むしろ、顔が溶けるのが強烈過ぎて、頭が爆発するシーンがあったことを覚えていませんでした。爆発はダメで、溶けるのは問題無しと判断したMPAAは、どこにレーティングの基準を設けているのでしょうか? 可能であれば、その理由が知りたいですね。
元ネタのSlateがマククラブ氏のつぶやきをベースに作った動画も下に貼っておきます。
また、『レイダース』がリリースされた当時はPG−13のレーティングが存在しませんでした。io9のローレン・デーヴィス記者が言うように、もしもPG−13があれば、過激な描写は殆ど無くされていたかもしれませんね。
(中川真知子)
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