• このエントリーをはてなブックマークに追加
ついに『範馬刃牙』最終回~~~ッッ! 皆さんが選ぶ刃牙シリーズの名勝負はなんですかッッ?
閉じる
閉じる

新しい記事を投稿しました。シェアして読者に伝えましょう

×

ついに『範馬刃牙』最終回~~~ッッ! 皆さんが選ぶ刃牙シリーズの名勝負はなんですかッッ?

2012-08-15 11:30

    人気格闘漫画『範馬刃牙』が8月16日(木)発売の週刊少年チャンピオンにて最終回を迎えます。 これで刃牙シリーズもひとまず終わり、そしてついに親子喧嘩に終止符が打たれる時が来るわけですが、先週の段階では全く最後が読めない展開。いっそのこと終わらなくても、わたしは一向にかまわんッッとは思うものの、終わることは事実(たぶん)。 そこで今回は、Kotaku JAPAN編集部一の板垣先生のファンとして、『グラップラー刃牙』、『バキ』、『範馬刃牙』の3部作それぞれから、独断と偏見で名勝負を3戦(サンチンの構えをとりながら)選んでみました。 最終回に向けて振り返りたい名勝負リストは以下より。
     
    【大きな画像や動画はこちら】
     
    ■『グラップラー刃牙』 僕は刃牙の幼年期くらいから毎週チャンピオンで読んでいて、単行本も5回は読み直していると思うのですが、未だに『グラップラー刃牙』の最大トーナメント編は血がたぎります。 一戦目は最大トーナメントでの「花山薫 vs 愚地克己」。侠客立ち(おとこだち)の美しさは自分のようなプロレスファンにはもちろんのこと、多くの読者に「」というものを教えてくれました。エリートである克己の感情が試合中に何度も揺れ動くところも秀逸です。 二戦目は最大トーナメントでの「範馬刃牙 vs ジャック・ハンマー」。この宿命づけられた二人の対決は、恐らく全シリーズの中でも一、ニを争うバイオレンスが展開される闘いとなっています。失禁が定番化していくのもこの試合からですかね。 三戦目は少し反則かもしれませんが、『グラップラー刃牙(外伝)』での「マウント斗羽 vs アントニオ猪狩」。現実世界では実現することのなくなったBI対決(ジャイアント馬場vsアントニオ猪木)がもし実現したら? という全宇宙のプロレスファンが一度は夢見る光景の板垣先生版が堪能できます。二人ともかっこいいんだ、これが。
    ■『バキ』 漫画にしろ、プロレスにしろ、映画にしろ、二度三度見ることで面白みに気づいたり、さらにのめり込むことはあると思うのですが、自分にとって『バキ』はまさにそうでした。一度目から好きではあったんですが、二度目は気づくことがたくさん。そして名勝負もたくさん。 一戦目は死刑囚編での「本部以蔵 vs 柳龍光」。柳龍光のモデルとなった実在の気功師・柳龍拳が現実に他流試合で不甲斐ない敗北をしたことから、漫画内で制裁を加えたかのようにもとれる対決です。本部の言葉の重みと日本刀で斬る姿がすさまじい...。 二戦目は大擂台賽での「ビスケット・オリバ vs 龍書文」。「心涼しきは無敵なり」の名言が生まれた対決。最高峰の筋力対技術の激突が最終的に「どう闘うか?」という闘争の哲学にたどり着く、実に「スマート」な勝負です。 三戦目はバキ特別編SAGAでの「刃牙 vs 梢」...ではなく(名勝負ではあるんですけどね)、大擂台賽での「範馬勇次郎 vs 郭海皇」。「消力(シャオリー)」という刃牙ファンは死ぬまで多用するであろうワードが飛び出した対決。『バキ』全体のテーマである「敗北とは何か?」を非常に痛快に表現しています。
    ■『範馬刃牙』 来週最終回を迎える現シリーズ。ついに範馬親子の対決の実現が予告されて始まったこともあり、スタートから期待が高かったです。テレビなどで取り上げられたこともあり、中盤あたりから刃牙シリーズ全体の人気が急上昇した印象がありますね。 一戦目は「範馬刃牙 vs ビスケット・オリバ」。ジュン・ゲバル戦の流れがあってこその名勝負ではあるのですが、終盤の正面からの殴り合いは圧巻。ここまで突き抜けきった打撃戦の描写は他では見られません。 二戦目は「ジャック・ハンマー vs ピクル」。烈海王、愚地克己の対ピクル戦も非常に素晴らしいですし、特に克己は涙モノなんですが、序盤の「きた」の表情から、最後の「地上最強のファックユー」まで、ジャックがひたすらかっこ良く、強い。そして「」を感じます。 三戦目は「範馬刃牙 vs 範馬勇次郎」。現在進行形ではありますが、刃牙シリーズのすべてはこの親子喧嘩の前フリといえば前フリなので、選ぶのは必然。虎王、木村政彦さんがモデルとされるキャラクター、人間ヌンチャクと見どころはたくさんありますが、やはり板垣先生の描く「父」と「子」の姿には圧倒されます。
    振り返るとまた全巻読みたくなりますね。皆さんの心の名勝負はどの対決でしょうか? 『範馬刃牙』の最終回が掲載される『週刊少年チャンピオン』は明日発売です。 とにもかくにも『範馬刃牙』が終わってしまうのは残念で仕方がありませんが、すでに『バキ外伝 創面(きずづら)』も始まってますし、なにより板垣先生には『餓狼伝』の続きを描いてほしいです。『謝男』ばりの土下座をしながら、心の底から祈っていますッッ!
    範馬刃牙 | - Baki official web site -](スクリーンショット) (スタナー松井)
    RSSブログ情報:http://www.kotaku.jp/2012/08/hanma_baki_last_episode_coming.html
    コメントを書く
    コメントをするにはログインして下さい。