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異色のメンバーでチーム構成されているマーベルの新作『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』。
マーベルは、この新ヒーローチームに相当な力を入れているらしく、公開前に劇中に流れる70年代の音楽が入ったサウンドトラックを公開する等、映画をノリノリで楽しんでもらえるような工夫をしています。
そこで、io9がジェームズ・ガン監督に、音楽だけでなく、本作を見る前にチェックしておくべき映画があるかどうかも質問してみたようですよ。
io9:監督は、映画を見る前の準備といった感覚で、プレミア前にサウンドトラックの一部をリリースしていますよね。同じように、70〜80年代の映画で見ておくべき作品はあるのでしょうか?
ジェームズ・ガン:「『ガーディアンズ』を作る上で、最もインスピレーションを受けたのは、私が子供だった頃に愛して止まなかったものなんだ。例えば、『レイダース 失われたアーク』とか『スターウォーズ』、『バック・トゥー・ザ・フューチャー』といった映画だね。」
「僕は、必ずしもそれらに似た映画というだけでなく、子供であろうと大人であろうと、見てくれた人が一様に、僕が子供の頃に抱いた感情を感じてもらえるような映画を作りたかったんだ。」
「影響を受けた映画は数多くあるし、多岐に渡るんだ。例えば『2001年宇宙の旅』。『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』には似ても似つかないと思うかもしれないけど、多くの部分で多大なる影響を受けているんだよ。」
「それから、現場で1番参考にさせてもらったのが、1983年にフィリップ・カウフマン監督が撮った『ライトスタッフ』。というのも、僕らはあの古い宇宙船の雰囲気を自分たちの宇宙船でも表現して、本物っぽく根拠があるようにしたかったんだ。彼らのデザインと動き、そして船外での雰囲気の両方を参考にしたよ。」
「後は『特攻大作戦』からも多くの影響を受けたね。」
「また、部分的に、セルジオ・レオーネ監督の映画からもインスピレーションを得てる。僕はレオーネ監督の作品に惚れ込んでいるからね。1968年 の『ウエスタン』や1966年 の『続・夕陽のガンマン』は、カメラのスタンドポイントだけに限らずいろいろと学ばせてもらったよ。」
「実は、僕が惚れ込んでいるのはレオーネ監督の作品だけじゃないんだ。僕は、彼と作曲家のエンニオ・モリコーネの作品作りの方法も好きでね。彼らは、撮影し終わったシーンに合わせて曲を作るというのではなく、撮影より前に音楽を作って、そのイメージでシーンを撮影したこともあったんだよ。
僕は、『ガーディアンズ』の大部分を作曲した作曲家のタイラー・ベイツとも、同じことをやってみたんだよ。」
James Gunn On The Movies You Must Watch Before Guardians Of The Galaxy[via io9]
(中川真知子)
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