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『ゴジラ』シリーズは日本でだけでなく海外でも公開されており、その独特なデザインと、人間の敵でありながら敵対する別の怪獣が登場すると人間を護る側にもなるというヒーローの面も併せ持つ怪獣として広く愛されています。(このゴジラのヒーロー設定を用いて軍事専門家が「ゴジラを戦争で有効活用する方法」を解いています、併せてどうぞ)
そんな『ゴジラ』シリーズ、海外で公開となれば、作られるのがポスターです。日本のものをそのまま輸出しているのではなく、各国で独自の感性を盛り込んで制作されるので、国色や日本映画に対する見方や感じ方が伝わってきて面白いんです。そんな海外の『ゴジラ』シリーズポスターをio9が紹介しました。
■ドイツ『ゴジラ』 1954年
■フランス 『怪獣王ゴジラ』1954年
ポスターデザイン A. パーセル
■チェコ 『ゴジラ』 1956年
■ポーランド 『ゴジラ』1957年
■イタリア 『ゴジラの逆襲』1957年
■フランス 『怪獣大戦争』1965年
■ポーランド 『怪獣大戦争』1965年
■ポーランド『怪獣島の決戦 ゴジラの息子』1967年
ポスターデザイン スザンヌ・リピンスカ
■ポーランド 『ゴジラ対ヘドラ』 1971年
■イタリア『ゴジラ対ヘドラ』 1971年
■フランス『ゴジラ対メガロ』 1976年
■ポーランド『ゴジラ対メカゴジラ』1977年
■ポーランド『地球攻撃命令 ゴジラ対ガイガン』1977年
■ポーランド『ゴジラ・エビラ・モスラ 南海の大決闘』1978年
ドイツ、イタリア、フランスはオリジナルのゴジラのポスターに近いイメージですね。チェコは...踊る怪獣...かな?
ポーランドは凄く自由な感じがします。ポスターは、映画の内容や雰囲気を観客に伝える大事な役目を担っていると思うのですが、ポーランドでは内容関係なく芸術家が自分の感性をアピールする場所として認識されているのでしょうか。それとも、ポーランド人はゴジラを見て、ああいった絵本の挿絵チックなものを感じ取るのでしょうか。
これらのポスターが作られた時のポーランドアートの流れがこういったものだったのかもしれませんが、それにしても面白いですよね。
These Rarely-Seen Godzilla Posters Show You A New Face Of The Monster[via io9]
(中川真知子)
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