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『GTA V』は全部こいつのせい。
言われたことをちゃんとこなすだけで良かったのに、何をどう踏み外したのか、大惨事を引き起こしてしまうおバカさん。
それがきっかけとなってゲームのストーリー=主人公が、がんばって解決しないといけない事件、すなわちゲームそのものが生まれ、展開していく、ある意味凄いおバカさんたちがゲームの中には頻繁に登場します。
中にはそのせいでゾンビがアウトブレイクしちゃったり、第三次世界大戦が勃発しちゃったりも...。
Outside Xboxがまとめた、ゲームの中の大バカ野郎たち、『バイオハザード0』のあいつらや、『GTA V』のあのキャラ、『バレットストーム』の主人公まで。愛すべき大バカ野郎をご紹介します。
■『バイオハザード0』のU.S.S.の暗殺者たち
ジェームズ・マーカス
ジェームズ・マーカスは、アンブレラの創設者の1人でもあり、バイオテクノロジー(大勢の人を殺す事となる)のパイオニアでした。
しかしオズウェル・E・スペンサーは、マーカスを殺したかったためU.S.S.(アンブレラ・セキュリティー・サービス)より2人の暗殺者を送り込み、彼らはマーカスの至近距離にいたにもかかわらず、非常に脆くて生物学的危険のある研究物のすぐそばに立つこの男を、MP5の弾を空にするまで撃ちまくって殺害。なぜかウェスカーとバーキンもいるし。
その上、何を思ったか暗殺者たちは死体を下水道に遺棄します。マーカスと一緒に撃たれ、砕け散った研究内容の気持ち悪い蛭が、マーカスの体内に入り、蛭の化け物になってしまいます。
それが後のT-ウイルスのアウトブレイクのきっかけとなってしまうのです。ジェームズ・マーカスは「T-ウイルスをマンションで広めたのも、電車を汚染したのもこの私だ」と語ります。
つまりラクーンシティーの大惨事も、バイオハザードのゲームシリーズも、まっすぐに撃てもしない間抜けな暗殺者たちのせいで起きたのです。
■『ファークライ3』のスカイダイビングツアーのパイロット
ハメられたか!?
主人公ジェイソン・ブロディーが、弟とともにバンコクのどこかにルーク島の海賊の牢獄に入っているところからスタートする本作。スカイダイビングのせいで、ヴァース・モンテネグロによって支配される悪名高い海賊だらけのルーク島に来てしまったのです...。
でもタイの素敵なロケーションでスカイダイビングをするのは難しいことじゃありません。一方のルーク島は「悪名高い」海賊だらけの島なのです。なぜわざわざその近くを飛んだのか、客がスカイダイビングした後どうなったのかはお構いなしなのか、恐ろしい話です。
■『コール オブ デューティ4 モダン・ウォーフェア』のジョン・プライス大尉
ゲーム中、プレイヤー自らがジョン・プライス大尉としてプレイし、本作の一番悪いヤツであるロシアの武器商人兼テロリスト、超国家主義者のイムラン・ザカエフを暗殺するミッションがあります。
これが全ての引き金
見事スナイプしたつもりが、射抜けたのはザカエフの腕。このせいでザカエフは決意を確固たるものとし、ロシアの超国家主義政党での権力を固めていくこととなったのです。少なくとも彼の利き腕を撃ち落とすべきでしたね。
ウラジミール・マカロフ
ザカエフが生き延びたせいで超国家主義政党が権力を持ち、内戦を起こし、アメリカとの関係も張り詰め(『コール オブ デューティ モダン・ウォーフェア2』の悪役であり、迷訳「殺せ、ロシア人だ」でもお馴染みの)ウラジミール・マカロフなどを訓練したで、第三次世界大戦が起き、何百万人も死に、エッフェル塔まで倒れちゃいます。
きっとフランスの観光用ポストカード会社からも恨まれていることでしょう。何よりもまずかったのは、非常に重要な狙撃暗殺ミッションを行うにあたってわざわざどうやって狙撃するのか教わらなきゃいけなかった人選もまずかったでしょう。
マクミラン大尉:「弾丸の進路と、湿気とか風の強さも考えろって、オレが教えたの忘れんじゃないぞ。この距離からだと転向力も考慮しろよ」...、そんなことこんな重要なミッション中に教えるくらいだったら、プライスの代わりにマクミラン大尉が撃っていれば、世界は救われていたかもしれません。
■『バレットストーム』のグレイソン・ハント
部下の忠告も無視
主人公グレイソン・ハントは、サラノ提督によって騙されて、賞金首となった海賊船の船長です。ならばサラノを避けつつ海賊業を続けるのが賢い考えだと思いますが...何を思ったか小さな密輸船で、サラノ提督の超巨大重武装旗艦ユリシーズに向かいます。
クルーの石井さんもこれには「俺ら15秒も持たないぜ。あんたの無謀さにも関わらず、あんたに仕えるという俺の誓いは尊重してるが、あんたの復讐のために俺は死なないぜ」と反対。
酔っぱらいの決断ほど恐ろしいものはありません。結局船は大破、石井さんはサイボーグ石井になり、仲も険悪に。宇宙船の船長としてでっかい船にぶつからないでいる、シンプルなタスクがこなせないからこんなことになったのです。それでもまだ酒を飲もうとするハント船長。誰か止めてやってあげるべきでしょう。
■『マックス・ペイン3』のトニー・デマルコ
相手が良くなかった。
マフィアのボス、アンソニー・デマルコの一人息子であるトニー・デマルコ。リッチな若いマフィアのボスの一人息子として人生を楽しんでいれば(そして長生きして父親の犯罪組織を引き継げば)よかったものの、鎮痛剤をじゃんじゃか飲み込みながら銃を乱射するような警官マックス・ペインに絡んじゃったからさあ大変。
トニー・デマルコはペインに射殺され、ペインはニュージャージー・マフィアの標的ナンバーワンに。そのためペインは南米に飛びハワイアンシャツを着たボディーガードになります。どれもこれもトニー・デマルコがマックス・ペインに絡んできたせいです。
■『グランド・セフト・オートV』のカイル・チャビス
本当は彼が全てを被るべきだった?
テニスコーチのカイル・チャビス。よくありそうな話ですが、このテニスコーチも人妻アマンダと付き合っています。でも、アマンダのご主人=『GTA V』の主人公の1人マイケルにバレちゃいます。
そのせいで、マイケルがチャビスのものだと勘違いして素敵な家を壊しちゃうのですが、実はこの家はメキシコのドラッグカルテルのボス、マーティン・マドラゾのものでした。
この一件のせいで、マイケルとフランクリンはマドラゾに返済するため宝石強盗をしなければいけなくなり、それがきっかけでトレバー・フィリップスが(死んだと思われていた)マイケルがまだ生きていると知り、後は『GTA V』のハチャメチャなストーリーが展開していきます。これもみんなカイル・チャビスがちゃんとテニスのコーチングができなかったせい!
他にも『Half-Life』ブラックメサの科学者たちや、『グランド・セフト・オート サンアンドレアス』の主人公カール・ジョンソンなんかもこんな大変なおバカさんたちのリストに加えられそうです。
こいつらのせいで大変な目にあったゲーム内の人たちには可哀想かもしれませんが、プレイヤーの視点からするとその御蔭でゲームが楽しめるのですから感謝すべきかも。こんな人たちが現実世界にいたら大変ですけどね!
6 Videogame Idiots Who had One Job, Idiot [YouTube via Kotaku]
(abcxyz)
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