ごきげんよう。
今日は究極の選択を投げかけてみました。
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プリキュアにはまれに人気の芸人枠や芸能人がそのまま登場するという「本人枠」があります。『GOGO』ではたむらけんじさんが、『フレッシュ』ではオードリーが、『スマプリ』ではFUJIWARAがそれぞれ本人役として登場。映画でも『Max Heart 2』に矢口真里さんとBerryz工房の清水佐紀さんが本人役として出演していますよね。
つまり、あなたはそのポジション。
自分自身の役として、プリキュアに出演できる! としたらどうしますか? という問いかけです。もちろん、我々コタキュアにはプリキュア出演枠をもぎ取るような力はないので、あくまでも仮定の話なのですが...。というわけで、今週もふたりはコタキュア始まります! お覚悟はよろしくて?
芸人枠ならぬ、自分枠。
「プリキュアに出してあげるよ、どうする?」
ちびっ子への質問であれば、二つ返事で「出る!」という答えが帰ってくるでしょう。だって、プリキュアと一緒にお話に出られて、プリキュアに助けてもらったり、プリキュアを助けたりできる! ひょっとしたら、自分もプリキュアに変身できちゃうかも!? なんて夢が広がりますよね。
しかしこれが大きなお友だちへの質問となると、そんな単純にはいかない気がするんですよね。そこで、出演する場合のメリット・デメリット、出なかった場合のメリット・デメリットをそれぞれ考えてみましょう。
あなたがプリキュアに出演する3つのメリット
プリキュア出られてサイコー!
1.プリキュアの世界のひとりになれる
あなたが暮らしている世界は、プリキュアの世界とはちょっと違うところにあります。いえ、違う所にあると思っていました。しかし、出演によって、あなたの世界はプリキュアの世界と同一となるのです。そう、あなたは2.5次元人となり、プリキュアと同じステージに上がれる(降りられる?)のです。
2.自分の活躍が記録として残る
あなたが活躍した回はただ消費されるコンテンツではありません。放送後にもきちんと円盤(DVD・ブルーレイ)になって未来永劫残るのです。パッケージには出演者としてあなたの名前が刻まれます。プリキュアファンとしてこれほど名誉なことはありません。
3.英雄になれる
どのようなポジションになるかはわかりませんが、オードリー若林さんのように正確かつ鋭いツッコミでお面を撃ち落とすといった、プリキュアをサポートする重要な役割を担うかもしれません。『Go!プリンセスプリキュア』の世帯視聴率は5.5%ほどだと言われていますから、100人中5人くらいは「あっ、プリキュアの人だ!」「プリキュアを救った英雄だ!」と、街ゆくちびっ子から羨望と憧れのまなざしを一身に集めることでしょう。
プリキュア好きにとっては、正直メリットだらけのように思えますよね。自分がプリキュアの世界の1人になれて、記録として残って、みんなからもチヤホヤされる...。なんと素晴らしい特典なのでしょう! しかし、幸せと不幸は表裏一体。メリットもあればデメリットも生じるはずです。それらも考えてみましょう。
あなたがプリキュアに出演する3つのデメリット
出なきゃよかった...
1.棒読みセリフが公共の電波で流れる
想像しただけで「くっ、殺せ!」となりそうですが、覚悟せねばなりません。本職の声優・俳優とただの一般人の演技力の差は一朝一夕に埋められるものではないのです。新人声優がモブキャラを演じるのですら「おや?」という違和感があるというのに、まるっきり素人の自分が声をあてるとなると......。
2.黒歴史として未来永劫残される
記録として残るというのは、裏を返せばデメリットでもあるんです。その時は「プリキュアに出られて幸せー!」となるかもしれません。しかしもし、熱狂が過ぎ去ったとしても、あなたの名前は以降ずっとプリキュアの映像と共に残り、あなたの名前でググると一番上にプリキュアのWikipediaが表示されるようになるのです。「プリキュアに登場した一般人」として、未来永劫、子々孫々と語り継がれてゆくことでしょう。
3.プリキュアの世界はあなたを必要としていないかもしれない
プリキュアの世界の一員として、プリキュアに登場できる。たしかにあなたにとっては喜ばしいことかもしれません。しかし、本当にプリキュアの世界はあなたを必要としているでしょうか? プリキュアのストーリーにあなたが必要とされる理由は? プリキュアという作品を作る上で、本当にその回は必要なのでしょうか?
さて、思いつくメリットとデメリットをあげてみましたが、皆さんはどちらを重視しますか? どちらかと言えば、僕はデメリットの方を重視してしまうんですよね......。
だから、「おめでとう! あなたがプリキュアに出演できます!」と言われたとしても、僕は静かに首を横に振るでしょう。プリキュアの世界は、きっと僕なんて必要としていないと思うんです。僕は、テレビのコチラ側から応援するだけで、プリキュアという作品であり、彼女たちの生き様や頑張りを応援する。ただのお友達でいいなって思っています。
そして僕が登場するような、きっとどうでもいいお話を1話入れるなら、その分他の回の作画枚数を増やすなり、きららちゃんが頑張る回を増やしてほしいのです。
みなさんはどう思いますか? プリキュア、出たい? それとも?
©ABC・東映アニメーション
(キュアコグレ)
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