• このエントリーをはてなブックマークに追加
名作『スナッチャー』がバーチャルボーイで登場? 制作秘話に涙
閉じる
閉じる

新しい記事を投稿しました。シェアして読者に伝えましょう

×

名作『スナッチャー』がバーチャルボーイで登場? 制作秘話に涙

2015-04-21 07:30
    アドベンチャーの名作『スナッチャー』がバーチャルボーイで登場?


    制作の裏には悲しい実話がありました。


    【大きな画像や動画はこちら】

    1988年に発売された小島秀夫監督による名作『スナッチャー』は、米Kotakuに「これまで作られたゲームの中で最もクールなものの一つ」と言せるほどの作品。

    なんとファンが、本作を任天堂の紅い3D眼鏡ことバーチャルボーイに移植したデモを作ったようです。

    planetvbフォーラムに投稿されたそのデモを制作したのは、thunderstruckさん。制作にはゲーム中のすべての画面を撮り、3D化しなくてはいけませんでした。他にも、PCM音源やサウンドエフェクトを付け足すなど、200~300時間かけてこのデモを作り上げたとのこと。

    thunderstruckさんがバーチャルボーイ版をつくろうと思ったきっかけとは?



    実はthunderstruckさんがこのプロジェクトを始まる前に、別のplanetvbユーザーが似たプロジェクトに取り掛かっていました。しかし、この方は昨年亡くなってしまったのです。

    ---------------------------------------

    最後のコーディングコンペで、Red Metalというニックネームの新しいユーザーがplanetvbに参加したんだ。彼は『スナッチャー』のバーチャルボーイ移植版を提出する予定だった。『スナッチャー』というゲームについては当時聞いたこともなかった。7回の投稿の後、彼は更新をやめ、ちょうど今から一年前、誰かから彼が亡くなったとの投稿があった。


    胸がつまったよ。彼とは話したこともなかったけど、残された投稿からは彼がとても良い奴だったってことはわかった。彼と知り合う機会を逃した気分だった。この気持ちを投稿で示そうとしたけど、何故だか自分の言葉が無意味に感じたんだ。


    そこからアイデアが生まれ、彼を追悼して『スナッチャー』の移植版を作ることにした。それから『スナッチャー』に関して、そしてその様々なバージョンについて学んだんだ。暫くプレイしてから、これは複雑すぎるという結論に達したんだけど、このアイデアを捨てることはできなかった。


    ---------------------------------------

    バーチャルボーイのファンフォーラムで知り合い、実際には会ったこともなかった2人。一人の死をきっかけに、それまで名前すら知らなかったゲームの移植版の制作をはじめたthunderstruckさん。

    こうして作られた『スナッチャー』のバーチャルボーイ版デモは、アルタミラを出るところまでではありますがプレイでき、ガウディコンピュータや射撃部分も可能な模様。デモ版はplanetvbの投稿内からダウンロードできます。


    via planetvb, via Tiny Cartridge[via Kotaku

    abcxyz

    関連記事

    RSSブログ情報:http://www.kotaku.jp/2015/04/virtual-boy-snatcher.html
    コメントを書く
    コメントをするにはログインして下さい。