家庭用や携帯機でゲームコンソールを作る大手メーカーは、とにかく出来るだけ大量生産がしやすく、消費者の手が届きそうな価格設定を心掛けていることと思います。しかし、その流れとは真逆に、まるで高級家具や調度品のような一点モノの、高いけどオシャレで可愛い木製筐体があったとしたら......?
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『ゼルダの伝説』や『メトロイド』、『バブルボブル』といった名作クラシックが、いつでどこでも遊べる木製携帯ゲーム機。どれも可愛くて買い占めたくなっちゃいますよね。
これらのゲーム機は、スウェーデンのデザイナーにして工芸作家のラヴ・フルテンさんによる作品です。デジタル技術と伝統工芸の技術を組み合わせ、こうした作品を作っては個展で展示したり、カスタム・メイドの注文に応えて1つずつ製造したりしているのだそうです。
作品の説明文にはこう書かれています。
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フルテンは地元で入手できる素材から強さと耐久力のあるものを慎重に選び、時と共に呼吸を止めるのではなく息をする、独特で収集価値の高い作品を生み出します。
一点物を作ることに長けたフルテンは、購買者にとって偽りのない本物の、そして個人的な体験を与えてくれるのです。
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なるほど、たまに真っ黄色になったファミコンなどを見かけますが、時間とともに渋い色合いに変わるゲーム機は一生モノになりそうです。
たとえば、正方形の『メトロイド』筐体はアメリカ産のクルミ材が使用され、中では超小型コンピューターの『Raspberry Pi A+』がエミュレーターを走らせています。
ついでに蝶番の開くキツさはユーザーが調節できるとのこと。おそらく筐体をたたむ時はジョイスティックを外すのでしょうが、あっちこっちに持って出歩きたいですよね。
以前もはや芸術品の域にまで達した、超美麗な木製『ネオジオ』もご紹介しましたが、意識の高いゲーマーにはきっと、こういう需要もあるのでしょう。
[via claw marks in the frozen peas via Kotaku]
[Love Hultén]
(岡本玄介)
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