ゲームそのものよりも、ちょっぴりセクシーなコマーシャルのほうが有名になってしまった、アダルト向けのパーティー・ゲーム『ウィー・デアー(We Dare)』をご存じでしょうか?
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閲覧が大丈夫な程度のアダルトっぷりとは言え、Ubisoft社が放送を見送ったというそのCM動画がありますので、まずは見てみてください。
こちらはIGNがアップした、歴史から消え去りそうになったものの、ネット上に生き残っている2011年のCMです。
コントローラーをリンゴに見立てて両サイドからカジり付く
任天堂が子どもや家族向けのゲームをリリースしていた中で、ヤング・アダルト層を狙ったこのゲームはご覧の通り、おケツをペンペンするスパンキングや、衣服を脱ぎながらセクシーに踊るストリップといったアクションが伴うようです。
ノリとしては『ポッキーゲーム』のようですが、Wiiリモコンが持つモーション・コントロール機能を巧みに使用し、(主に)男女でミニゲームを楽しむのが目的に見えます。
リアルに大人のオモチャになってしまった
美女×美女のスパンキングは見ているだけでも楽しい
CMではWiiしか登場しませんが、Ubisoftは同じくモーコンのMoveがあるプレイステーション3用にも開発していたそうです。
ちなみに「Dare」という単語には、「冒険的に試みる」や「思い切ってやってみる」という意味合いがあるので、恥ずかしさを捨ててゲームを楽しもう! という趣旨になるのでしょう。
イギリスのデイリー・メールのオンライン版では、このゲームについて以下のような見識が書かれています。
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この新しいセクシー・パーティー・ゲームは12歳以上が推奨されているものの、怒れる親御さんたちは乱交や未成年の性行為を助長するのではないか? と意義を申し立てており、彼らはこのレーティングに対し「ゾっとする」や「信じられない」などという言葉を口にしています。
バーミンガムにお住まいの52歳、ローラ・ピアーソンさんは「私には13歳の娘がいるのですが、もしも彼女が男の子たちとこんなゲームで遊んでいるなんて知ったら、腰を抜かしてしまいますよ」とコメントしています。
これは未成年のセックスを推奨しているとしか思えません。動画では、パートナーのスワッピングや女性同士のキスなどが表現されています。このようなものは、決して若いティーンエイジャーたちに見せられるものではないでしょう。
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こうした巷の声がUbisoftに届いたのか、アメリカ合衆国やイギリスなどのいくつかの国々では、『ウィー・デアー』の発売が中止となったのでした。
当時IGNが書いた記事には、「Ubisoftの思惑とはハズれ、あまりにもこのコマーシャルの評判が分かれてしまったため、合衆国ではセクシーすぎるという扱いになってしまった」という旨が述べられています。
おそらくは、子供の性教育に悪影響を与えると危惧した親たちと、面白おかしく囃し立てて盛り上がったネット民たちからのさまざまな声が大きく影響したのでしょう。
なお、アメリカとイギリスでは中止されたものの、リリースされた国もあります。本作のゲーム・プレイやCMのパロディー動画などを公開している人たちもいるので、気になった方はご覧ください。
実はこのゲーム、CM動画ほどセクシーなミニゲームばかりではなく、ほとんどが静かで刺激の少ないものばかりなのだそうです。たとえばゲーム画面は......
アバターがポツンといるだけ
または、色っぽさの欠片もないクイズゲームも。
「バズ・ラーマンの『ロミオ+ジュリエット』でロミオを演じたのは誰でしょうか?」
しかし、中には文章であってもセクシーな要素が飛び出すこともあります。
「性的な絶頂感はエンドルフィンが放出されるので、強力な鎮痛剤に成り得ます。
だから頭が痛いだなんて言いわけにはならないんですよ!」
こうしたミニゲームを延々とプレイしていくにつれて、『Wii Sports』がどれだけオリジナル性が高いものだったのかを思い知ることになるという声も。つまり『ウィー・デアー』はその影響を受けまくっていることが徐々にわかってくるのです。
最後に、Eurogamerのエリー・ギブソンさんによるコメントをどうぞ。
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コマーシャルに出てくる面白セクシーなゲームが何ですって? こんなのが出てきたからって歴史に名を刻むようなものではありません。どうでも良いことでしょう。
あのアゴでコントローラーを操作するのは『ビッグ・アップル』というゲームで、2人のプレイヤーがAボタンとBボタンを3回押すというものです。
禁断の果実
もしもプレイする同士に興味があって、シェリー酒をジョッキで17時間ブッ続けに飲んでいたのなら、潜在的にセクシーなゲームになるでしょうが、単純にヘンテコな動きで難しい操作ですし、どう考えてもエロくなんてありません。シェリー酒をジョッキで17時間ブッ続けに飲んでからセックスするみたいにね。
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さすがにストリップまでゲームに必要かは少々疑問ではありますが、ギブソンさんのように目くじらを立ててばかりではない人もいるのは事実。実際にプレイしてみないと判断は難しそうですけどね。
身体に自信がないと単なる罰ゲームに......!?
ソース:Kotaku、YouTube①・②、DailyMail Online、IGN
(岡本玄介)
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