4月4日、4野党国会対策委員長会談が国会内で開かれた。
会談ではテロ等準備罪(いわゆる共謀罪)の法案審議が始まるにあたり、4野党でどう臨んでいくか協議された。
各党より先日のロシアでの地下鉄爆発テロやフランスでのテロは共謀罪では防げない、と不要論が相次いだ。また、法案の名前により国民がテロを防げると錯覚してしまうのではないかとの懸念も示された。
4党は最終的に、テロ対策の必要性は認めるが、共謀罪の法案審議よりも、被害者より要望の強い刑法の改正について先に議論すべきとの合意に達した。
会談後記者団の取材に応じた玉城デニー国対委員長は、「東京オリンピックとテロ等準備罪がセットのように語られていることに疑問を感じる。今本当に必要な法案から審議すべき」と語った。