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自由、立憲、国民、共産、無会、社民の野党5党1会派の国会対策委員長は12月10日、大島理森衆議院議長に「立法府の信頼回復と異常事態の打開に関する申し入れ」を行った。
申し入れの内容は以下の通り。先の通常国会で公文書の改ざん問題をはじめとする「民主主義の根幹を揺るがす問題」が生じ、大島議長も閉会後「所感」を発表するなど立法府に対し「国民から負託された崇高な使命」に応えるため、各党各会派の真摯で建設的な議論を呼びかけた。しかしながら政府は今臨時国会においても、国会に対し正しい状況を提供せず、また与党は政府提出法案の採決強行を繰り返し、国会審議の前提と信頼の破壊はいっそう深刻化してしまった。この状況を打開し、国民の負託に応えるため立法府のあり方について与野党が真摯に協議する場を設けるよう議長にご尽力いただきたい、というもの。
申し入れ後日吉雄太国対委員長は、「先程の本会議で議長から、『熱心な審議を行っていた』というような挨拶があった。ただ十分な審議の前提として、情報、資料、それらの正確性を確保すること。質問においては、しっかり回答し、無駄なやり取りがないようにすること。こういった民主主義の根底がしっかりと確保されなければならない。そのあたりをご尽力していただくようお願いをした」と記者団に語った。