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与党の国会運営、議会政治を壊す暴挙の連続である
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与党の国会運営、議会政治を壊す暴挙の連続である

2013-12-11 15:19

    鈴木克昌代表代行・幹事長 定例記者会見(2013年12月6日)

    20131206鈴木幹事長定例会見

    12月6日夕刻、両院議員総会開催後に鈴木克昌代表代行・幹事長が臨時国会最後の定例の記者会見を行いました。
    会見要旨は以下の通りです。

    【冒頭挨拶】

    ただ今、我党の両院議員総会を開催し、色々と党務の関係を協議した。
    まだまだ国会は、衆議院は今日18時から本会議があり、その後内閣不信任決議案の動きがどうなっていくかということもある。
    それから、参議院では恐らく日を越えるような状況だと思うので、決してまだ終わったという事ではないが、全員が一同にそろうという機会がこの時間ということであったので、両院議員総会を開催したところ。

    いずれにしても、今国会がまさに終盤を迎えているが、私は議会政治を壊す本当に暴挙の連続だったと思っている。
    本来この国会は、経済そして社会保障また財政再建といった、いわゆる国民を守るために開かれた国会であったと思うが、途中から日本版NSCそして特定秘密保護法が中心となってしまって、本来議論をすべきことが飛んでしまったと、非常に残念に思っている。

    とりわけ、特定秘密保護法については、本当になぜこんなに急ぐのかと、いまだに今国会の流れについて私は非常に残念に思っている。
    ここまで来ていまさら言っても仕方ないけれども、会期が短かった、もっと早く臨時国会開くべきだったという話もあるが、最後に来て与党は、土日の2日間を会期延長するようなことを議長に申し込んだようだけれども、これも本当にどこまで本気なのかどうか分からないような、まさに熟議が足りないなら、では2日間延ばしてやるよというようにしか思えない。
    我々はここにきて2日間だけ延ばせばいいというのではないと思っており、これについては反対しようと思っているが、本会議でどのような決定になってくるのか、今後の判断だと思っている。

    それから、今日、南アフリカのマンデラ元大統領がお亡くなりになられたという事で、巨星落つと言うのか、世界の平和の為に努力をされた元大統領がお亡くなりになったというのは大変大きなこと。ご冥福をお祈り申し上げるとともに、やはり、世界平和という元大統領の志を継いで、我々は平和な世界を作っていくことが必要だと改めて感じている。

    また、今日国会では、中国の防空識別圏設定に対する抗議をしたわけだが、一方的な中国による圏域の設定については私も非常に憤りを感じている。
    ただ、これが本当に両国間で大変な状況が生まれる可能性もあるわけだから、やはり外交努力の中でしっかりと話し合いをしていく必要があるのではないかと思う。
    それにはやはり、同盟国であるアメリカや東南アジア諸外国と連携を取りながら話し合いをしていく必要があると思っている。

    いずれにしても、まだ今日、衆議院では本会議が立ち、参議院では明日の未明になるかどうか、今後の展開が分からないけれども、最後まで我々はしっかりと言うべきことを言い、巨大与党の驕りに対してしっかりと正していきたいと思っている。

    【質疑要旨】


    内閣不信任決議案提出について

    Q. 内閣不信任決議案民主党から出されたようだが、これに対する対応はどうするのか。(毎日新聞社)
    A. 出された段階で我党は態度を決めていきたいと思っているが、事実確認が取れていないので、今この段階で態度をはっきりと見せるわけにはいかないと思っている。
    出されるのではないかという予測はしていたけれども、出されてから検討したいと思っている。
    Q. 決めるタイミングというのはどうなるか。(毎日新聞社)
    A. 我々は幸か不幸か少人数なので、すぐに連絡を取り合って態度を決定するというのは十分可能。
    今回の一連の国会の運営は冒頭申し上げたような議会政治を壊す暴挙であり、当然のことながら、我々は否定的に考えていかざるを得ないのかなと思っております。
    いずれにしても、まだ正式に方向性を出したわけではありません。

     

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