ついにやった!やり遂げた!!
前回の途中リタイアから2日後、このニコ生でも屈指の巨体を誇る男は雄叫びをあげ顔をくしゃくしゃにして何度もガッツポーズを決めた。
総体重120kgの重みを誰よりも知り尽くした男だ。
仕事を辞め、深夜に飯を食い朝に寝る生活…
毎日の堕落した悪循環の生活はいつしか本来の肉体が蓄積された皮下脂肪へと変わり、男をむしばんだ。
二日前に世界遺産に登録された富士山(3776m)を天候悪化の為断念した。
悔しい…無念…てっぺんまでもう少しなのに登れない悔しさ…
しかし石川典行はあきらめない。
一度目のアタックに失敗した時にリスナーは一同に冷笑しこう言った
「これじゃあ登山家じゃなくて下山家だよ」
後に石川典行は唇を噛み締め「これが一番効いた言葉」と悔しそうにつぶやいた。
この男も山の魅力に取り憑かれた登山家へ変貌を遂げた。なにが彼をそこまで変えたのだろうか?
横着者で面倒なことは嫌がり、怠け者で甘えん坊。そしてドスケベな巨乳マニア。これが私の石川典行の悪いイメージ像だ。
もちろん良いところや魅力もあるこの石川典行がなぜ諦めず再度アタックへ挑戦したのか実はすごく気になっていた。
なぜお金も発生しない富士山へ再度挑戦する気になったのだろうか?
今回も富士吉田口5合目からのスタートである。
前回はポテチを食べ過ぎて気持ち悪くなってしまった反省をいかし大好物の炭水化物やスナックも我慢したそうだ。
スタート地点の視界は暗く辺りは暗闇だ。今回は矢作(わくわくさん)などのサポートもない。重たいリュックも持ってもらえない。杖もない。
これは石川典行が自ら「サポートは一切つけない」と言った言葉である。
完全に個人で全てをやり遂げなければならないのだ。
全部自分でなんでも一人でやらなければならない。
苦しいっ…!もう辞めたいっ…!一歩一歩がまるで焼き栗を踏みつけるような120kgを支える足の膝の痛みと耐え難い寒さ、そして薄い空気が疲れを増幅させる。
一歩一歩、坂道を登る度に薄まった酸素を吸い込み、いつしか「ハア…ハァ…」と呼吸が荒くなる石川典行。途中で涙も流した。
電波も悪い、ニコ生のコメントは煽りコメントで次第にストレスも溜まる。標高3776mという日本一高い山脈は容赦なくこの一人旅を決意した登山家を薄笑うかのごとくキツイ仕打ちを仕掛ける。
しかし石川典行はあきらめない。コメントで煽られようが我慢をし、自己ペースを守りつつ一歩一歩上り詰める姿がそこにはあった。私もアンチコメントを朝方に赤色BIG文字で書きまくったが一度も読まれなかった。
そして、登山開始から11時間が経過…
富士山の頂上についに到着。
だが石川典行さんに笑顔はない…ガックリと肩を落とした。
「電波がない…」そうここに来て山の神は電波を消し生放送を妨害したのである。
だが、山の神は気まぐれである。ここで奇跡的にも電波が入ったのだ。疲労を無視し一気に駆け上った。
「やった…やった…やったよ!」たったそれだけではあるが言葉には標高3776mを自分一人で歩ききった瞬間である。
総数21回
この21回という数字は石川典行さんが富士山の頂上に来て言った「やった」という言葉の数である。
なお石川典行はツイキャスでも放送を行っておりウナちゃんマンも初めて来てくれたのだが「頑張ってね」と応援コメントした所、リスナーによってスパム報告を多くのリスナーにされてウナちゃんマンのアカウントがBANされてしまったそうだ。
ただ単に「頑張ってね」と応援しただけで多くのリスナーにNGに入れられてしまったようである。
応援メッセージを書いたらスパム報告をたくさん入れられたウナちゃんマン
無線LANを電波の届く場所に置いてなんとか頂上から配信ができた石川典行。日本で一番高い場所からの放送である。
高々と片手を天に向け喜びを表現する石川典行。
私はそんな富士山を11時間かけて登りきった石川典行に電話インタビューを行った。
緑「お疲れ様、なんで5合目から登ったの?」
石川「1合目~4合目までは電波が無い状況。樹海は電波ないぞ」
緑「富士山ではどんな無線使った?」
石川「FOMAがよかった。」
緑「富士山を登りきってなんか成長したことある?」
石川「アンチに対して煽り耐性がついた」
緑「その中でも一番ムカついたコメントは?」
石川「下山業…」
緑「最後に帰ったらなにしたい?」
石川「肉が食いたい」
これが富士山の石である。俺のお土産だそうだがこれを持っていくとダメなんだそうだ。
だから靴に入った小石をくれるそうだ。
13時間45分、宿で一泊もせずに歩き切った男の記録である。
リスナーからしたら子供でもアイドルでも登れるじゃねーか。と言うだろう。
だが配信をしながら、さらに120kgという重量級の体がどれだけキツイのかは本人が一番わかってるはずだ。いや、本人にしか分からないはずだ。
最後に石川は俺にこう言った。
「横山緑、お前がタイムアタックの記録6時間でやれ、頑張れよ、応援してるわ。お前にバトンタッチしてやる」と。
まったくもって、ふざけた話だ。6時間なんて俺不可能に決まってる。
などというと思ったか!
ちなみに私ならスーツ姿で5合目スタートで4時間もあれば余裕で登れます。
記者名:横山 緑
プロフィール:ニコニコ生放送のトークカテゴリで人気の放送者。トレードマークのマスク姿でさまざまな企画を自ら考案し、実施している。
コミュニティ:co1827022
ガジェット通信記者リンク:
http://getnews.jp/archives/author/midori
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コメント
コメントを書く石川さんの富士山山登り企画の件で賛否両論色々とありますが
素直におめでとう御座いますと言わせて下さい。
配信業で初めて富士山に登った今世紀最大の偉業を成し遂げた石川さん、
本当におめでとう御座います。他には無いです
そして、来週の"横山緑の富士山8合目を越えてみたいもんでさ放送"、
まあ適当に頑張って下さい。企画自体が全くもってツマラナイので
どう面白くしてくれるかちょっとだけ期待しています。いや、しないか・・・
石川が「スーツで登ればいいじゃん」って提案した時、
「え?スーツ姿で富士登山?!www」それなら見て見たいと思いましたw
普通に登山するだけならもう既に2番煎じだし、見たいと思わなかったけどw
石川はアイデアとか企画力あるよね。
そして今回の石川の富士登山についての感想。
偶然目が覚め暇つぶしに朝方からやってた石川の登山を見てたけど
私はこれから先、一生登山なんてする事無いし、ましてや富士山なんて。。
でも生放送の画面で「はあはあ」と荒い息づかい、真っ暗な闇、小さなライトに映し出される石、、、編集も無いつまらない画像だけど、ずっと見てたら自分も一緒に登山した錯覚に囚われて、、、石川が、頂上近くで思わず涙し嗚咽した時に、私もつい貰い泣きしてしまいました。そんなリスナーもいた。それが全てだと思います。
タレントでもある横山緑さんの4時間登山企画がこれから楽しみですね。
ミラーをしている私としてもリスナー獲得のチャンスだと思っておりますので、近いうちに是非お願いします!
スーツで富士登山とか、二番煎じもいいとこですね
まぁ、装備を整えないで行けば泣くのは自分なので、他の登山家やレスキューの人に迷惑をかけないよう
スーツでも浴衣でも何でも着て登ればいいと思うよ
http://www.youtube.com/watch?v=95xYCP12AaI(参照動画:スーツで富士登山)
どうせ、一人じゃ何もできないから、いつもみたいに、リスナーに頼るんだろ?やれるもんなら一人でやってみろよ!
自分達だけで準備実行してさらっと登ってきて動画にまとめてきたうんこちゃんの富士山の方がしょうもないけど個人的には好きかな。
緑にも大規模な企画として打ち立て何日も引っ張るものじゃなく、普通に外配信感覚でやってほしいなぁ。
もしかして石川と同じ吉田ルートで登るの?
違うルートで見てみたいな!御殿場ルートとかさ!
帰りは頂上から得意のでんぐり返しで
最速下山を目指そうぜ
横着者で面倒なことは嫌がり、怠け者で甘えん坊。
お前じゃん