魔界プロデューサーの独り言
歴史をまなぼう☆その122 牛若と鬼若
あざみと学ぼう。歴史ッ!!のコーナーで〜す♫
その122 牛若と鬼若
こんばんわあざみです。
この歴史をまなぼう☆では、魔界には欠かせないファクターである“歴史”を一緒に薊と学んでいこうではないか!!というブログです。
魔界での歴史上の武将たちのその生き様や、心意気、はたまたどうして死んだのかといういわゆる歴史を紹介し、魔界をさらに楽しんじゃおうという気持ちをもって筆をとらせていただいている次第です!
「ふぅん!!!」
弁慶は力いっぱい長薙刀を振り回す。
が、、、
とーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっん!
「な?!」
その美声年ははるか上空に飛び上がった。
「力いっぱい振り回したところで私には擦りもしませんよ。」
「き、貴様何奴!!!?」
「牛若と申す。」
「牛若か。ふふん。わしの名前と似ておるのぅ!!!!」
ぶんっ!!
弁慶の百本にも見える程の高速の突きが牛若を襲うが
ひゅっひゅっ
一撃も当たらない。
「ふん!!!ぬぅあ!!!えやあ!!」
ひゅん。ひゅん。
「なぜ!!なぜ!!なぜえええ???当たらない。はぁ。はぁ。」
ぶん!!ぶん!!
「あなたには“心”がないからですよ。」
「はあ。はあ。」
「心がない。わたしも一緒です。」
「だああああああまああれえええええ!!!貴様ああ!!わしの何がわかる!!」
ひゅっ
カーーーーーーーン。
弁慶の長薙刀が空に舞った。
そして風のように牛若の刀剣が弁慶の喉元に迫る。
身動き取れない弁慶の眼前に絶世の美声年の顔が迫る。ゥホッ!
「あなたの寂しさ。苦しみ。すべて。」
はっ?!!!
「き、貴様。。な、何故泣いている。」
「わかります。」
弁慶は、心底驚いていた。
こんな人間には一度も出会ったことがない。
軽快な身のこなし、神をも恐れる剣舞。
そして・・・なぜか身も知らない自分の為に大粒の涙を流すこの男。
「どぅひゅどぅひゅひゅ・・・・がはははっはっははははは。なんて日だ。」
「降参。わしの負けじゃ。」
つづく。
それではまた明日のこの時間にお会いしましょう。
今宵はここまでに致しとう御座います。
あざみ
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