ブロマガの担当回が近づくたび、いつも「次こそはグラブルへの熱い想いを語るぞー」
と意気込むのですが、仕事に追われるうちにネタを仕入れられず、「また今度」となっています。
いつか思う存分語りつくしてみたいものですが、今回は別のお話をします。
タイトルの通り対局番組についてのアイデアをつらつらと書きなぐっていこうかなと。
皆さんにアイデアを紹介する、というよりは自分の思考をいったんまとめる意味合いが強いため、
退屈な記事かもしれませんがよければ読んでみてください。
最近は麻雀に関連するチャンネルも多数あり、ニコニコ以外のプラットフォームも含めれば実に数えきれないほどの麻雀放送が毎日配信されています。良い時代になったものです。
とはいえ、中の人からするとこれらはみな競争相手。より多くのファン(=顧客)を獲得するためには、他にはない「ウリ」を用意しないといけません。
対局番組では、当然ながらどの番組でも基本的には麻雀を打っているわけで、ぱっと見はどれも同じ。
差別化をどこでするかが問題となるわけです。
有難いことに、スリアロは麻雀プロ4団体に協力していただきリーグ戦やタイトル戦を放送するなどコンテンツに関しては豊富です。
各団体の対局に関してはそれぞれの裁量にお任せしており、そちらは基本的にノータッチですので、これから考えるのは四神降臨や麻雀の鉄人などのオリジナルコンテンツに関してのものとなります。
では、以下にアイデアをいくつか。
ルール面
◆配牌ドラ出し現在は自7での開門を実施していますが、それならいっそ自動配牌機能も使ってしまおうという案。
メリットは時間短縮。1局あたり15秒程度短縮されるのではないでしょうか。
1局だけで見ると長考1回程度で吹き飛ぶ短縮時間ですが、それでも多少は放送時間を圧縮できるのではないでしょうか。
デメリットは、配牌が出来上がっていくときのドキドキ感がなくなってしまうこと。
親がチョンチョンを取って急所が埋まったりするとちょっと盛り上がりますし、こういうちょっとした楽しみがなくなるのはマイナスな気もしますw
◆アガリ連荘
すでにオールスターリーグで実施しましたが、これを四神降臨などでも採用するかどうか。
メリットですが、まず考えられるのはこちらも時間短縮。こちらの短縮効果はかなり高そうです。
さらに、アガリ連荘における親は、テンパイまでの技術ではなく、アガリまでの技術が要求されます。そういった「アガる技術」を見られるのも大きなメリットかもしれません。
デメリットは、全体的に淡泊になる局面が増えること。
親のリーチ、仕掛けなどは流局してしまえば流れるわけですから、子が捌きに行くという展開が減ります。親も同様で、子方に先制されたとき、押し返してもテンパイどまりなら親は流れてしまうため、引き気味になる局面が増えます。
さらに、親が連荘しにくくなることで大逆転劇が生まれにくくなります。これがデメリットかどうかは難しいところですが、盛り上がりという点ではちょっと物足りない感が出るかもしれませんね。
こちらもメリットデメリットありますが、競技性の高い最高位戦クラシックなどはアガリ連荘なわけですし、より技術が要求されるルールであるという見方もできます。
テンパイ連荘と比較して攻守のバランスがどう変わるのか楽しめるのではないでしょうか。
◆赤入り
その名の通り、赤ドラを増やすかどうかです。
メリットは視聴者が普段打つ麻雀に近いこと。そして平均打点が上がるので見栄えも良くなること。
デメリットは大味な麻雀になる可能性があることでしょうか。
◆新決勝方式
すでにプロ団体の対局ではRMUが採用しているこのルール。
簡単に言うと、「これまでのポイントを持ち点に換算してスタート。アガった人がトップ目になったら優勝決定。それ以外はすべて続行」というもの。
「アガった人がトップ目になる」というのはすでにトップ目の人がアガる、もしくは逆転のアガリをする、のどちらかです。
流局してテンパイノーテンでの逆転や、横移動での逆転では優勝がきまらず、あくまで自力でアガリをモノにして優勝、というのが大きな特徴です。
メリットは何といっても見栄えの良さ。ルール自体は何回ですが、最後に自力のアガリで決着をつけるというのはやはり見ていて単純明快でわかりやすい。
そして、競技麻雀における永遠のテーマともいえる「目無し問題」への1つの回答である点。
このルールはスタート時最下位でもアガリ続ければ逆転の目があるため、完全な目無しは理論上ありません。もちろん、トップになるアガリを生まずに自分の持ち点を増やしていかなければならないため、難易度はとてつもなく高いですが。
デメリットは、理論上永遠に終わらない可能性があるという点。
現実的には、上位者ほどアガリの難易度が低いため終わらないことはないでしょうが、ハッキリとした終了時間が予測できないということは言えるかもしれません。
もう1つは、新決勝に入るまでの半荘(規定回数)の価値が相対的に落ちるのではないか、という懸念があります。
あまりないとは思いますが、「どうせ新決勝があるから」と、淡泊になる局面が増えるのではないかという心配もあります。
とはいえ、見ている側の立場だと毎局クライマックスなわけで、とても素晴らしいルールであることは変わりません。
こちらに関しては個人的にはスリアロでもぜひ採用したいと考えています。いい名前考えないと…
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演出面
◆舞台裏を見せるUstream、ツイキャス、LINELIVE、ふわっち、SHOWROOMなどなど…
最近は、スマホでも手軽に配信できるプラットフォームも増えています。
これらを利用して、対局中の舞台裏などの配信ができないか考えています。
控え室で観戦している選手の姿、解説室の様子、さらには我々運営がどんな感じで動いてるのかなどなど、対局番組とは別で楽しめるものを配信できるといいかなー、と思ってます。
◆選手視点のカメラ
選手のこめかみあたりに小型カメラを付けてもらって、対局者がどんなふうに卓を見ているか疑似体験できないか、というのを考えています。
例に出すのも失礼かもしれませんが、多井さんに付けたら動きも大きくて楽しそうですね。むしろ酔っちゃうかも!?
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いかがでしたでしょうか。
文字だらけで読みにくかったかもしれませんがご容赦ください。
スリアロをより楽しんでもらうにはどうしたらいいのか、これからも常に考えて実行していきたいと思っています。
これからもよろしくお願いします!