みなさんこんぬづわ(=ΦωΦ)ノ

スリアロチャンネルの例のあれ、とよぴ~です(っ´ω`c)
今日はまだ熊本にいた頃の事を少々。
(前)はこちらからどうぞ。

麻雀格闘倶楽部を通じて出来た友達の口から出た「プロになろうかな」。
ゲームを通して僕も連盟プロの方々は知っていましたが、この友達の宣言により、僕も興味が出て少し調べてみることに。

一体何で生活をしているのか、どうなったらプロになれるのか。現在のプロはどんな仕事をしているのか…等々。
もちろん、自分の好きなゲームの世界ですからね。かなりワクワクしながら調べました。

しかし、現実は厳しかった。
調べても調べてもすぐに出てくるネガティブな話題。
まーそりゃそうか。僕自身も麻雀=怖いみたいなイメージが先行はしていた事もあったし、世間の多数がそんな感じ。
もちろん、トッププロはスターみたいな感じではあるけど、それでもこんだけ麻雀にハマり出した当時の僕ですら知ってるのは2、3人。
相当にいろんな意味で厳しい世界なんだなとすぐに察しました。


でも、こんなに面白いゲームなんだし、なんか今損してるorこれからな世界なのは間違いない。
そういう感触があって、この世界でこれから働くと面白いんじゃないか。
そう考えていました。
何より、友達がそこを目指すって言ってるんだし、応援もしたくなったし。

それからもその友達と毎日、いつものゲーセンで麻雀格闘倶楽部をして、終わったらご飯を食べていろいろと話をする日々を続けました。

「やっぱプロになるからにはまず雀力だもんね。」
「プロになって有名になったら僕も格闘倶楽部に出たい。」
「プロ試験を受けるまで雀荘で働くのが一番いいかな?」

等々、友達は上京資金も貯めて着々と準備は整っていました。
そして同時に、僕の興味も最大限に膨れ上がってきていました。


となると、僕もその業界で仕事したいと思ってきまして。
まずは親に言います。


「麻雀業界で働きたい」


想像を絶するくらい反対されましたよね。
そりゃーそうですよね。いきなり自分の息子が突然訳も分からない業界に飛び込もうというのですから。
しかもお先真っ暗中の真っ暗。

とはいえ、僕もその反対は当然、想定していたので、説得の材料も用意しておりました。
麻雀荘で一旦結果的に働くけど、最終地点はそこじゃないと。
今は映像で麻雀関係の物が増えてる。そこで働くのが目標なんだと。
要は映像関係の仕事だよと。

こう書くと、雀荘業界は悪いみたいな感じで僕も思っているかのように印象を与えてしまいますが、親の思考に合わせています。
今からもう10年程前で、なおかつ麻雀に全くの理解が無い両親なので、麻雀を仕事なんていうのはそりゃーもう絶対に嫌でしょうからね。
今ではチェーン店の麻雀店も増えて、業界が変わろうとしていますが、一般の人からしたらイメージ最悪なのはしょうがないかと。

そこを引き合いにだし、毎日毎日話をして、言い出すと聞かない子として認定されたので、最後は折れてくれました。
「ダメだったら帰ってくればいいし」という最終的な若さを売りにした力技で。


それから数日して、あの友人に「俺も上京するよ。別に麻雀プロになりたいとかじゃないけど、俺が映像とかそっちの分野で働いて、いつかその番組で君が優勝してくれ!」と話をしました。
お互い、目標も決まり、若さゆえに話だけ大きくして盛り上がってましたが、上京の日を楽しみに、それまでは色々と準備を続けました。

麻雀店デビューしたり、そこで働いてるプロの人に話を聞いてもらったり。
そんなこんなで来月に上京というところで、衝撃的な事件が起きました。





友人「ごめん、俺やっぱり熊本に残るよ…。」





あちゃー(ノ∀`)

凄い予想外な展開でしたが、別に友達と一緒じゃないと行かないっても思ってるわけじゃなく、目標も違ってはいたので、ビックリはしたものの、特にそこまで気にはなりませんでした。
ちょっと残念でしたけどね。

付き合っていた彼女と子供が出来て、お家の稼業を継ぐことにしたんだと。
泣きながら謝ってこられたのですが、気にすんなよと言いました。

まぁ、寂しいけど本当にただ自分がやりたいだけでしたからね。
そんなこんなで上京となって色々ありーの今に至るわけです。
色々ありーのの部分はまぁ、そのうちまた何かで書ければなーと思ってます。


あの友人がいなければ絶対に今このブログを書いてる事も、東京にいる事すらもなかったと思います。
なんでもそうですが、たった一つの出会いで人生が動いたわけで。
本当に人との繋がりってすごいですよね(語彙力)

その友人とは次第に連絡も取れなくなって、何をしているかもさっぱりなくらい、上京して忙しかったんですが…つい去年かな、彼からLINEが来たんです。



「今、麻雀対局のDVD見てたら 豊田元章 って名前載ってたんだけど…もしかして?」



「うん、俺だよ。今ね、麻雀スリアロチャンネルってとこで働いてて、それうちの番組なんだ。」



なんと、彼は偶然にもスリアロの対局DVDをレンタルして観ていたんです。
DVDは観るのもそうだけど、EDテロップで僕の名前を見つけるのもすごい偶然だなとw

一応の僕の目標の一つが達成されていたことに彼もうれしかったようで。
彼からそんなLINEが来たのも超嬉しかったですね。
熊本に帰ったら絶対に飲みましょう!という約束は交わしたものの、それから全く帰れておりませんw


出来れば、彼がプレイヤーとしてうちの番組に出演する日があったら…
そんな超素敵やんエピソードにもなっていたんですが、まぁ世の中そんな事は稀なわけで。
麻雀は僕より1億倍強かったから、上京してくれていたらワンチャンあったかもしれません。

しかし何より、共に前を向いた仲間からそんなLINEが来たあの日。
あ、僕も一応、親を突っぱねて上京した成果はちょっとだけ出せたな…と、少しだけ。ほんの少しだけ嬉しくなりました。

別に大した夢の話でも何でもないけど、行動すれば少しくらいは形が残せるんだなって。
故郷に戻った時に、まだ胸を張って帰れる程ではありませんが、これからもスリアロで頑張って、いつか両親に「ね?上京してよかったっしょ?そして上京させてくれてありがとう!」といえるようになりたいですね。

…あ、あとついでに両親と一緒になって総反対してくれた同級生の全ての親御さん達にも。
※田舎は付き合いが強いから友達の家に遊びに行く度、説教されてた。



みんなも不可能というかなんというか、周りに反対されるような目標があっても、とりあえずやっちまった方がいい。
やらなかった後悔っていうのは一生ついて回るから。
やった後悔は…自己責任だよ!w

それではまた!(=ΦωΦ)ノシ