どうも。スリアロレアキャラ零号機です。
プロ協会にもいるとかいないとかです。
近頃BOSSが貝になってしまったので
スリアロスタッフにブロマガのお鉢が回ってきてしまいました。
零号機と呼ばれるくらいなので、スタジオの設立当時からいたりします。
今回はあまり思い出したくないスタジオ設立当初に起こった
放送事故の話でもしてみようかと。
暮れも押し迫った11月。池袋は冬の匂いが広がっていました。
11月といえば、協会では雀王決定戦の季節です。
零号機は第●●期雀王決定戦の放送運営を務めることになりました。
零号機は当時はスリアロに所属しているわけではなく、
プロ協会からの依頼での放送運営という立場でのお仕事でした。
もともとWEBやらDTPやらとデザイン関係の仕事をしてましたので、
協会側から白羽の矢がたったのでした。
パソコン関係のお仕事とはいいながら
その当時は放送関係のことはなんにも知らないままの状態で、
スタジオで開催された放送専門家による勉強会に一回参加しただけの状態でした。
ズブズブの素人ということですね。
当日の放送は公式生放送ということで、ドワンゴの方もお見えになっています。
現在はスリアロもチャンネルとなり、放送はチャンネル放送主体ということになっていますが、当時はほとんどの麻雀対局番組が公式生放送という形式になっていました。
公式なのでチャンネル放送と比べて視聴者数はまさに桁違い。失敗はゆるされません。
5、4、3、2、1…
「ニコニコ生放送をご覧の皆様こんばんは!日本プロ麻雀協会の…」
台本通り解説の女流プロが対局室からオープニングスタート!
あれ?
放送画面が真っ暗です…。
音は?
音もきません…。
零号機、動悸が早まります。
「信号きてません!」
ドワンゴの方の怒声が飛びます。
冷や汗を流す零号機。固まるBOSS。原因究明でバタつくドワンゴの方々。
「現在トラブル復旧中です。もうしばらくお待ちください」
打たれる運営コメント。
流石のズブの素人・零号機。原因なんてさっぱりわかりません。
放送する手順だけはなんとなく覚えましたが、トラブル対応なんてわかるわけありません。
コントロールルームに漂う重い空気。
チャンネル放送ならいざ知らず、公式放送での放送事故はシャレにならなかったりします。
ちなみにその日は放送系は零号機1人が取り仕切るという流れ。
頼れる人は誰1人いません。
そこにいる皆の眼が零号機に注がれます。
(零号機、早くなんとかしろ)
(お前の担当だ)
(決定戦なめるな)
なんと零号機、ここでみんなの心の声が聞こえるようになりました。
零号機覚醒。
泣きそうになりながら、原因を探ります。
ケーブルか!?
スタジオ中をHDMIのケーブルを辿って走ります。
色々つなぎ変えてみるも信号は来ず。。。
スイッチャーの設定を色々変えてみるも、これもダメ。
こうなったらしかたありません。
スタジオの設立をお任せした放送専門業者に電話してみます。
お金はかかりますが、そんなこと言ってられません。プロを召還することに。これで安心!
「信号が来ません!突然で申し訳ありませんが、スタジオにお出で頂けないでしょうか」
「すみません、他の撮影が入っていてどうしても伺えません。。」
なす術ナッシング。
業を煮やしたドワンゴの人から非情なお言葉を頂きました。
「公式放送なので、これ以上は待てません。本日は放送中止ということにさせて頂いて…」
まじすか。。。?