みなさんこんにちは!小林剛です!
各団体の決定戦シーズンですね!
名人戦はもう見たくないので
今回は趣向を変えて、スリアロチャンネルで放送されている対局の
観戦記をちょこっとお送りしましょう。
まずは私の所属する麻将連合のトップを決める将王決定戦。
出場者は
忍田 幸夫(前将王)
木村 和幸(ミューリーグ1位)
三原 孝博(2位)
清水 英二(3位)
えっと私は・・・ぬ、抜け番・・・(゜―゜)?
ルールは一発裏ドラテンパイ料なしの半荘15回戦
その3回戦オーラス。
ラス親の2着目
木村が、
ポン
チーと2フーロ
に対して、トップ目の三原も仕掛け返してこのテンパイ。
そこに
ドラのをツモった三原がどうするか!?
木村の捨て牌は以下の通り。
8巡目の
以外はすべて手出し牌、3巡目の
は
ポンでの打牌、
7巡目の
は
チーでの打牌、最後の
は同巡に切られた牌の合わせ打ちでした。
ここで木村の手を読んでみましょう。
の切り方からメンツ候補が余っているかなり整った手牌。
を先切りして両面に固定してその後
が出てきていることから、
特にあとから出てきたソーズのほうが危険で、
、カン
、
と何かのシャンポン、
と何かのシャンポンあたりが本命でしょう。
そして場には
が2枚切れていたので、シャンポンも否定され、
そこで最後の
合わせ打ちに注目です。
その直前の
をポンしているはずなのでそれは考えにくいです。
ということでこの
はテンパイ打牌ではなく、
完成メンツからの空切りか
とのスライドのどちらかです。
つまり、1巡前には
のシュンツがあったということですね。
これで
を切った時点での手牌がかなり限定されてきました。
はトイツの牌、ドラの
でもおかしくありません。
さて2番めをよく見てください。
三色が確定しているこの手牌で
を切る人がいるでしょうか?
がドラでも役牌でも関係なく、三色を確定させて
を切るのが普通です。
ということで木村の手牌は①か③のどちらか
ドラの
を持っていたとして雀頭の可能性が高いので通るのです。
さて、ドラの
をツモった三原はさすがに大長考。
ここまで十分に読みを働かせていたとはいえ、
読み違えて
が当たるケースがないことを1分間熟考し、
を勝負しました。
実際の木村の手牌は以下の通り。
雀頭はドラではありませんでしたが、三原の読み通りの
待ちでした。
そして2巡後、当たり牌の
をツモると即座にオリたのです!
後から考えると当然とも思える
押しと
でのオリ。
ただ、これを生放送されているタイトル戦の決勝で
切ることができる人がどれだけいるでしょうか?
数千人のギャラリーの前で。
この一打に、三原の実力と自信の両方を見ることができました。
この将王決定戦の最終日は12/28(日)
ここまでのトータルは
三原 孝博 +59.5
清水 英二 +5.7
忍田 幸夫 △22.8
木村 和幸 △43.4
負け動画でお馴染みの三原、久々の将王獲得なるか!?
あるいは清水の初戴冠か?忍田・木村の大逆転はあるのか?
私は井出さんとともに解説しますよ!
さて、少し前に行われた最高位決定戦でも名勝負が繰り広げられました。