ども! イケダミノロックです!

 2019年、夏。長きにわたり繰り広げられた「エアコン戦記」。ついに完結………か!?(笑)。

■8月11日
 エアコンのガス漏れに関して、修理の続報が大家さんより入る。

 「業者曰く、ガス漏れの修理には3日間くらいの時間を要するため、秋口になって涼しくなったら実施しよう」とのことだった。

 一度注入したエアコン冷却ガスは、たとえ漏れていたとしても一ヶ月くらいは普通に大丈夫だというのだ。つまり、ふたたび猛暑の中でエアコンを3日間も止めて工事にかかるより、少し気候が涼しくなってから(※エアコンを一機使用しない状態でも大丈夫な時期)工事に入るほうが店的にはよいのではないか? ということだ。

 まあ、納得……しているわけではないが、概ね飲み込める案だ。

 「また修理費用が掛かるのだろうか……」

 恐る恐る大家さんに尋ねてみると、「これまでの経緯から無料以外ありえない、無料工事を飲ませた!」とのことで、俺はホッと胸をなでおろすのだった。

 業者からすれば、大家さんのようにお金持ちな顧客には逆らえない。なぜなら、揉めたら二度と大口な仕事がこないのだ。一介のテナント借主である俺にとって、非常に心強く、そしてありがたかった。

■8月12日
 2019年のGWくらいから始まった「エアコン戦記」。かかった費用を計算してみると――

・池袋 室外機修理/30万円
・池袋 エアコン清掃20万円
・池袋 エアコン修理10万円
・高田馬場 エアコン交換210万円

 ぎょえー! 全部で270万円!!

 このほかにも、緊急手段で購入した扇風機・サーキュレーターなどの費用も別途掛かっているし、暑くなったフロアに耐えられず、帰ってしまったお客様の売上損失額を加味したら損害は計り知れない……。

 「ついてないなぁ」なんて一言で済んだら苦労しない。「エアコン戦記」真っ只中のゲーセンミカドは、修理代がかさむ分、赤字経営なのだ。この穴埋めを何か別の形で行わなければ……気は重いがやるしかねえ。

 穴埋めのひとつとして、一応プロのギタリストである俺が持っているギター機材をネオフィリアラボさんに協力していただき、エアコン修理費用に充てることにした。

題して、「ゲーセンミカド エアコン修理費チャリティー
イケダミノロックのギターとエフェクター大放出祭!」

 いや、ほんとは何ひとつ手放したくない! どの機材にも思い入れあるし、楽器は基板と同じで俺の財産なのだ。しかし、そんな思いよりも「ゲーセンミカドは赤字経営であるという状態が許せないし、納得いかない!」という俺のポリシーが楽器を手放す決心をさせた。ミカドに期待するお客様、頑張っているスタッフに対して俺もリスクを負わないとな。

 なので、ギターとか楽器に興味ある人、または身の回りにいるその手の趣味の人にぜひチャリティーの件を教えてあげてください。

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・ネオフィリアラボ 「ゲーセンミカド エアコン修理費チャリティーイケダミノロックのギターとエフェクター大放出祭!」特設ページ

 何かを失うと何かを得られるとも言うし、エアコン修理費用を失った俺はきっと今後、何かを得られると信じるしかない!

 ひとまず「エアコン戦記」はこれで終わりだ。来年に「エアコン戦記II」がないことを切に願うとともに、灼熱の状態にも関わらず、ゲーセンミカドに通ってくれた皆様にお詫びと感謝の意を表します、本当に申し訳ございませんでした。そして、ありがとうございました!

(完)