「魔法ブラスト in YOKOHAMA! ファッファッファッ! この超広範囲魔法で小賢しい魔物共を一掃じゃわい! ノスタルジックエコロジー! ホレッ! どんな巨大な魔物も一撃粉砕なのじゃー! この魔法はどうじゃ? ん? 今のはメライガではない……ケアイミじゃ……ッッッ!」

古に伝わりし伝説の魔法使いといえば、このように活躍する姿を思い浮かべるであろう。


俺も中学二年生の頃は、自分が大魔法使いになる想像をよくしていた。


いや想像じゃなくて大魔法使いになる一歩手前だったんだけど。


あーあ、中学二年生があと三カ月長かったら『ダークエターナルマウンテンブラスト』くらいは使えるようになっていたはずなのになー。あー本当に惜しかったわー。才能はあったんだよなー。もったいないわー。三時間しか寝てないわー……。


 

「何度でも言ってやるわい! 肩たたき券70枚程度がオマケで付属してこようが誰がついていくか、