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SNS時代の恋愛に鋭いアドバイス。NYも東京も悩みは同じ
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SNS時代の恋愛に鋭いアドバイス。NYも東京も悩みは同じ

2016-04-08 22:30
    知り合いもFacebookの友だちもいっぱいいるのに、出会いがない。

    ときめく人も、ピンとくる人もいない。運命の人はいったいどこにいるの!?

    こんな悩みを持っているのは、東京の女子だけではないようです。

    今どきの恋愛は、NYも東京も同じ!?

    @azizansariが投稿した写真 - 2015 6月 20 9:23午前 PDT

    現代における恋愛のカタチをおもしろおかしく書きながらも、社会学的データに基づいて分析したアメリカ人のコメディアン、Aziz Ansari (アジズ・アンサリ)の著書『Modern Romance(モダンロマンス・日本語訳未刊)』。

    この本には、東京女子にも役立つ恋愛についての考察がつまっています。それは、声を出して笑わずにはいられないおもしろさ!

    親世代とは圧倒的に異なる今どきの恋愛

    @azizansariが投稿した写真 - 2015 11月 24 10:40午前 PST

    アジズ・アンサリは、自身が監督・主演を務めたNETFLIXのオリジナルドラマ『Master of None (邦題:マスター・オブ・ゼロ)でブレイクしたインド系アメリカ人のコメディアン。

    彼のドラマやスタンドアップコメディショーは、日常の体験に基づいていて、とてもリアル。誰もが感じたことがあるような、恋愛にまつわるスッキリしない感情をユーモアたっぷりに表現するので、多くのアメリカ人の共感を呼んでいます。

    アジズの両親は、インド出身。お見合い結婚をし、現在結婚35年目で、とても幸せに暮らしています。彼の父親が、アジズの母親と出会う前につき合った女性はたったの二人。そして、母親と初めて会って話した30分後に、結婚を決めたそう。

    一方、アメリカで生まれ育ったアジズは、20代の時に自由な恋愛を謳歌。大人数の女性とデートをしながら、「こんなに女性とたくさん出会っているのに、どうして理想の人に出会えないんだろう?」と感じていました。また、スマホやSNS、SMSが普及するにつれて恋愛の仕方がさらに複雑になっていることも感じていました。

    日本でも、恋愛の手段は親の世代と比べるとかなり増えています。出会ったばかりの人との連絡は、LINEやFacebookなどのSNSで頻繁にとれることで、恋愛を始めるハードルはずいぶん低くなっています。

    それなのに、「出会いがない」と嘆いている人が多いのが現実。恋をしたければ、行動の幅を広げて出会いを増やしたり、合コンに行ったり、婚活用のサイトに登録したりと方法は様々あります。それでもなかなか運命の人に出会えないと感じているのは、アメリカ人も同じなんだなと、彼の本を読んでると伝わってきます。

    『Modern Romance』では、アジズが現代特有の恋愛について、鋭いアドバイスが書かれています。

    運命の人について

    @azizansariが投稿した写真 - 2015 11月 23 3:07午後 PST

    誰かに出会っても、「この人が運命の人? もっといい人が現れたらどうしよう?」って思う。どうしたらいい?

    "In today's romantic climate, many people are plagued by what we will call the "upgrade problem". Singles constantly wonder whether there is a better match, an upgrade... Historically, we're at a unique moment. No one has ever been presented with so many options in romance and expected to make a decision where the expectations are so astronomically high. And with all these choices, how can anyone be possibly be sure they've met the right one?"

    「いまの恋愛環境では、多くの人の間で"アップグレード問題"が伝染してる。シングルの人は常にもっといい相性の人、アップグレードできる人がいるはず、と考えていて、歴史的にも、今は特殊な時代。

    恋愛においてこんなにたくさんのオプションが提供されていたことは今までないし、ひとつの決断をするときも期待値が異常に高い状況だ。こんなに選択肢がある中で、この人が運命の人だってことは、どうやったらわかるんだろう?」

    これに対してアジズの出した答えは?

    "Get over it: You can't! So you just have to power through and have hope that as you grow and mature, you'll eventually learn to navigate this new romantic world and find someone who does feel right for you."

    「あきらめろ。その人が運命の人かなんて、わかるはずがない!生き抜いてみて、成長して成熟するにつれて、今の恋愛の世界のナビゲーションをする方法を学んでいける。そしていずれ自分にとってぴったりの人が見つかるはずだ」

    出会いについて

    @azizansariが投稿した写真 - 2015 11月 12 12:44午後 PST

    周りに人はいっぱいいるけど、ピンとくる人がなかなかいない! どうしたらいい?

    "With so many romantic options, instead of trying to explore them all, make sure you properly invest in people and give them a fair chance before moving onto the next one. Stack the deck in your favor. Go on interesting dates...[D]o things that are going to help you experience what it's really like to be with that person. Don't just stare at each other across the table while sipping a beverage making the same small talk you've made a thousand times about siblings, hometowns, and where you went to college.Also, have faith in people. A person may just seem okay, but if you really invest time in the relationship, maybe they'll be greater than you assume."

    「恋愛の選択肢がたくさんある中で、"全員を試してみよう"とする代わりに、出会うそれぞれの人にちゃんと投資をしてみたほうがいい。次の人にいく前に、"その人と5、6回はデートにいってみるなど"ちゃんと相手にフェアな機会を与えているか確かめて。

    そしてその関係を自分で主導権を握ってみては? 普段とは違う場所で面白いデートに行ったりして、その人と付き合うのがどんなことなのか体験できるようなことをしてみるとか。テーブルでじっと向き合って飲み物をすすって、何千回も他の人と繰り返してきた兄弟や実家がどことか大学どこ行ったかの世間話はしないほうがいいよ。

    あとは、人をもっと信じてみて。この人フツーと思う人でも、その関係に時間をかければ、思っているよりもすごい人かもしれないよ」

    アジズは著書の中で、日常の環境から離れた場所で初デートをしたカップルの方が恋愛がうまくいったという研究結果について語っています。

    実際、彼がインタビューした人で、初デートで「モンスタートラックラリー」(巨大なトラックが強さや大きさを競う競技)やアルパカの農場に行ったりしたカップルは、互いのことをとても良く知ることができたそうです。

    誰だって、恋愛で傷つきたくない。でも、そのためには、一歩踏み出してみたり、普段と違ったことをしてみたりする勇気が必要。

    アジズのアドバイスは、背中を押してくれるだけでなく、相手のことも、自分のことも、もうちょっと信じてみようという気持ちにしてくれます。

    どんな出会いも大切にしていきたいですね。



    【参照サイト・画像・動画へのアクセスはこちら】

    RSSブログ情報:http://www.glitty.jp/2016/04/053813aziz_ansari.html
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