なんて強気な恋愛観も、30才を迎えたころから「いつまでぜいたくを言っていられるんだろう」という思いに変わりました。
しあわせな恋愛をするヒントとの出会い
頭では、人は顔じゃないって思っている。でもいざとなると、好みの顔じゃない男性とは、友だち以上の関係になれません。肩書きや見た目じゃなくて、心で愛する...。そんな恋愛をするには、どうしたらいいんだろう?
そのヒントになったのが、6月18日(土)公開の映画『好きにならずにいられない』です。
デブでオタクの43歳男性フーシが、純粋無垢な心で恋する女性を守るというストーリー。
目を引く美女や華美なアクションを使うでもなく、ただひたすら、フーシが全身全霊をかけて恋する姿を映し出しています。
見た目じゃない恋ってこういうこと
試写会では、この映画に感銘を受けたという放送作家の鈴木おさむさんと、しあわせまっただなかの芸人・川村ミエコさんが登場。「見た目やスペックじゃない恋」について、実体験にもとづくリアルな思いを語ってくれました。
ふたりの言葉に共通していたのは、「お金には変えられない、相手がいなければわからない体験ができるしあわせ」を感じていること。たとえば「プレゼント」について。
鈴木おさむさんは結婚前まで、お金だけ出して、相手に好きなものを選ばせるのがプレゼントだと思っていたそう。
その感覚で、奥さんにプレゼントをしようとお店に連れていったところ、奥さんが「欲しいものは何もない。相手のよろこぶ顔を思いながら選んでくれるものがプレゼントじゃないの?」と悲しんだことに衝撃を受けたとか。
以降「自分は放送作家なのに、相手をよろこばせる意味がわかっていなかったのかもしれない」と深く考えるようになったそうです。
川村さんも、これまでにつきあった男性は、ご自身の給料日にだけやさしい人ばかりだったそう。いまの彼は、自分の小さな言動もちゃんと見ていてくれるそうで、本当にしあわせを感じるようになった、とコメントしていました。
おふたりの話を聞いていると、相手の心をしっかり見て、感じ取ることの大切さが伝わりました。
いくらお金やステイタスがあっても、相手を愛することができなければしあわせじゃない。いままでなら、そんなのキレイごとだと思っていました。でもいまは、その意味がよくわかる気がします。
6月18日(土)よりヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国順次ロードショー
©Rasmus Videbæk
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