せっかく「いいな」と思う人がいたのに、空回りしてしまって第一印象で失敗...というのは、よくあること。

でもまだあきらめる必要はありません。人は、後に持たれた印象のほうが、最初に持たれた印象よりも強く影響する場合もあります。このことを「親近効果」といいます。

たとえば...

<初対面>

緊張して無口になってしまった

相手の印象:「愛想がない子だなぁ」

<後日>

「素敵な人といると、緊張して無口になっちゃうんです。先日は盛り上がらない感じになってしまってごめんなさい。お詫びのしるしにお菓子を焼いてきたんですが、よかったら一緒にいかがですか?」

相手の印象:「素直でかわいい子だな。しかも、お菓子を焼けるなんて女の子らしいな」

ポイントは、後日会ったときに、はじめの印象よりもインパクトのある「好印象」を与えること。インパクトが弱いと、印象をくつがえすことができません。

ただし、無理をして本来の自分と違うことをしたり、言ったりするのは厳禁。その場しのぎでとりつくろっても、相手との関係性を深めることはできません。心にとめておきたいのは、本当のあなたの魅力を伝えることです。

このポイントさえ押さえておけば、もし最初にあまりいい印象を残せなかったとしてもあきらめることはありません。失敗はチャンスに変えてしまいましょう!

※この記事は2012年10月に公開されたものを再編集しています。

文/塩月美香子



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