おいしいからという理由で人気があるのはもちろんですが、それにプラスして、コーヒー片手に歩く姿がなんとなくサマになるから、という気持ちも少しはあるはず。
そして、コーヒーカルチャーが根付いている街といえば、ニューヨーク。たくさんの映画で、コーヒーを片手にニューヨークの街を歩くシーンを目にしてきました。カジュアルな服を着て、コーヒー片手に洒落の効いた会話で街を歩く。
今回は、そんなニューヨークカルチャーを感じた仕事をしている二人にコーヒーとニューヨークについて、お話を聞いてきました。
NYは歩いているだけで楽しい街
イラストレーターの長場雄さんは、シンプルな線画で描く人物のイラストが特徴。Instagram(@kaerusensei)では、毎日1点、作品をアップし続けています。
長場さんが感じるニューヨークとは?
「とにかく個性的な人が多い。こんな人いるの!? と思うレベルの人が普通に歩いてたり、急に履いてたスニーカーを褒められたり。とにかく歩いているだけで楽しめる街ですね」
そして、長場さんが描く人物にもニューヨークを感じる人たちがたくさん。
「ジョン・レノンとかウディ・アレン、ビースティ・ボーイズ。ニューヨークに縁のある人を描くことも多いですね。ニューヨークのACE HOTELのメモに書き溜めたイラストが個展開催につながったり。ニューヨークってちょっとした思いつきが次につながる場所なのかなって」
ニューヨークと同じように、インスピレーションをもたらしてくれるのがコーヒーとも。
「東京にいても、仕事を始める前にコーヒーを飲みます。仕事モードに入る1杯っていう感じで。逆に、ネジをゆるめる時間にも飲みます。映画と旅行、散歩、食はとくに好き。リラックスした時間をとることでインスピレーションがまた湧いてくるんですよね」
クリエイターである長場さんにとってのコーヒーは、ニューヨークカルチャーの延長であり、仕事の良き相棒でもあるようです。
あらゆる情報の発信地・NY
ふたつのアパレルブランドのデザイナーであり、代官山にあるショップ「ROOT」のオーナーでもある山根敏史さん。
山根さんが感じるニューヨークとは?
「音楽をやっているので、ヒップホップの影響はうけていると思います。単に音楽にとどまらず、ファッションやカルチャー、人種差別にまで広がっていくのがニューヨークらしいな、と。いまでもニューヨークが発信していることってたくさんあると思う。そして、ニューヨークのカルチャーは常に移り変わっているから、ずっと気になる存在」
ファッションの流行にとどまらず、カルチャーや生き方まで発信している街だと、山根さんは話していました。
さらにコーヒーと山根さんの関係を聞いてみると、
「朝はまずコーヒーを必ず1杯飲みます。あとはバタバタと仕事の打ち合わせが始まって、1日が終わっていきます。でも、意識しているのは、外に出回っていろんなものを見るということ。ただ座っているだけでは、いいアイディアが浮かばないんですよね」
自分のための時間を確保して、少しでもリラックスするようにしている、と話していたのが印象的でした。
カフェインレスのゴクゴク飲みたくなるコーヒー
友だち同士の長場さんと山根さんの共通項は、ニューヨークとコーヒー、そしてクリエイティブな仕事をしていること。そして今回、長場さんがたずさわったのが、6月28日(火)に新発売になる「ボス デカフェブラック」のイラストです。
見ると思わず気がゆるんでしまう長場さんのイラストは5種類。
そして、これまで男性向けと思われがちだった「BOSS」デザインは、ユニセックス向けに。夜でもヘルシー志向の人でも気兼ねなく飲めるようにカフェインレスである「デカフェ」に。とにかく飲みやすさにあふれるコーヒーが誕生しました。
感動したのは、後味がすっきりしていること。コーヒーを飲んだあとの口に残る後味がほとんど感じられないほどにすっきりしていました。暑い夏の夜も思いっきりゴクゴクいけます。
さりげないデザインとやさしい中身。東京でもコーヒーライフがさらに充実していきそうな予感です。
Photo via Visual Hunt, 文/グリッティ編集部
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