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プライドって何のためにあるの? 東京ときどき心理学
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プライドって何のためにあるの? 東京ときどき心理学

2016-12-24 19:00
    こんにちは。
    心理カウンセラーの小高千枝です。

    今日は12月24日、クリスマスイヴ。

    この時期になると、臨床の現場でもマスコミ関係でも、クリスマスにちなんだ仕事が増えます。

    承認欲求の強いプライドを持ちすぎないように

    「クリスマス前ってなんだかそわそわする」彼氏がいないから? ひとりだと寂しいから? 彼が一緒に過ごしてくれるか心配だから? 節目として何かをしなくてはいけない? など、普段とはなんだか違う感覚に襲われる人が多いためでしょう。

    そこには"プライド"が大きく影響をしています。

    あなたのプライドは何のためのプライドですか?あまり"承認欲求"の強い"プライド"を持ちすぎないようにしてください。

    プライドには自分を信じ、誇りを持っている、自分を尊く思うからこその"自尊心"と、他者評価を気にする、他人によって肯定されることを望む"承認欲求"のふたつがあります。

    プライドは大切です。

    ただ、承認欲求を強く求めてしまう心の状態は自分を見失います。自分らしくないなって思うことがあったら、「何のため?」と自分に問いかけてみてあげてください。

    クリスマスや年末までに「〇〇をする」と決めることはひとつの節目になる――。その気持ち、よくわかります。私もそういう気持ちになることありますから(笑)。

    ただ、ひとつの節目、区切りではありますが、そこですべてが終わるわけではありません。

    自分の人生のなかのサブゴールとして大袈裟にとらえないように。逆に、のんびり構えながらその節目を目指していくと、意外と簡単にクリアできたり、気合を入れ過ぎて疲れたりするなんてこともありません。

    そして、"自分を尊い"と思うからこそのプライドをみつめてあげて。

    心にずしんと響いた言葉

    先日、ある俳優さんから心理分析の依頼がありました。

    大活躍をされている方であり、誰からも愛されるキャラで、とても素敵な方です。でも、自分自身の本当のあり方と世間が求めていることの狭間で揺れ動いていました。

    立場的にも「見せる」「魅せる」ことが仕事ですから、仕方のない点はもちろん理解しています。でも、「自分をもう許してあげたい」と話していました。

    根本的には"自尊心"のプライドを持っているのですが、多忙のなかで自分を見つめなおす時間が持てず、気が付いたら"承認欲求"の方へ傾いていたのでしょう。そこに違和感を感じていたようです。

    「がんばってきた自分。人様に愛されるまでに育った自分。様々な方の協力や支えがあり、ここまで来ることができた。ただ、本当の自分のなかで、自分を見失いかけ、崩壊しかけていることも気づいている。だからこそ、自分を解放してあげたい」とも話していました。

    「失敗してもいい。収入が減ってもいい。人気が落ちてもいい。ただ、自分が自分らしく生きて本当に心から楽しく演じている姿に共感してくれる人とともに生きていきたい」というのが本音のようです。

    私自身、とても心にずしんと響いた言葉でした。

    誰のための現場? マスコミの仕事? すべては自分自身が楽しんでいないと、意味がありません。

    人の心に寄り添わせていただく仕事は、自分自身が元気でなければいけません。そのためにも自尊心として"プライド"をもって世間と向き合うこと。

    クリスマスまでに、年末までに、と、承認欲求を満たすために何かをしようとするのではなく、自分を信じる。自分を尊いと思う。そんな気持ちで、自分の目的をクリアしてみてください。

    2017年をよりあなたらしく、自分の生き方を心から楽しむために。

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