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あきらめた夢を思い出させてくれた。断然、映画館で観たい『ラ・ラ・ランド』
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あきらめた夢を思い出させてくれた。断然、映画館で観たい『ラ・ラ・ランド』

2017-02-21 06:00
    時間を気にして過ごしたり、情報があふれて本当に胸に響くものがわからなくなっていたり。

    都会で暮らしていると、心が乾いてるなぁと感じるときがあります。そんなとき、心を満たしてくれるのがその世界観に夢中にさせてくれる何か――。

    たとえば、映画。

    アカデミー賞で歴代最多タイとなる14ノミネートを記録した『ラ・ラ・ランド』

    本年度、アカデミー賞で歴代最多タイとなる14ノミネートを記録したミュージカル映画『ラ・ラ・ランド』。

    14ノミネートというのは、『タイタニック』と同じ数のノミネート数。注目度も期待度もいかにすごいかが感じられる記録。そして、2017年2月24日(金)ついに日本で公開になります!

    魔法にかけられっぱなしの2時間

    舞台は、夢を叶えたい人々が集まる街、ロサンゼルス。

    映画スタジオのカフェで働くミアは、女優を目指しているもののオーディションには落ちてばかり。ある日、ミアは、ふとピアノの音色に誘われて入ったジャズバーでいつか自分のお店を持ち、大好きなジャズを思う存分演奏したいという夢を持つピアニストのセバスチャンと最悪な出会いを果たします。

    その後、偶然に再会しても、ぶつかりあっていたふたりですが、次第にお互いの才能と夢に惹かれ合い、恋に落ちていきます。

    しかし、セバスチャンが生活のために加入したバンドが売れると、ふたりの関係はどんどん変化していくことに...。というストーリー。

    主演ライアン&チャゼル監督が来日

    先日、セバスチャン役を演じたライアン・ゴズリングとイミアン・チャゼル監督がプロモーションのために来日しました。

    ジャパンプレミアでは、集まったファンと一緒にセルフィーをしたり、サインに応じたりと会場を盛り上げ、日本のオーディエンスに直接、作品の魅力を語ってくれました。

    「この映画を作れたこと自体がラッキーなのに、観客たちの反応がとてもよくて、すごくしあわせです。

    チャゼル監督は、とても才能があって、自分の目指したものが達成できる人。たとえそれが無理だとしても、スタッフや俳優がみんながんばるので、限界を超えていいものができる。これはすごくすばらしい体験でした」

    とチャゼル監督を絶賛するライアン。

    一方、監督もラインアは特別な役者で、この作品は夢のようと感謝するシーンも。

    「ライアンは、ピアノも弾いて、歌って、踊って全部ひとりでやっています。本当に素晴らしいです。そして、ライアンとエマがミュージカル映画で共演できたのでうれしかったです。

    多くの人は、このふたりのコラボレーションを聞いて、あまりピンときていないと思うのですがこのライアンとエマが演じることで、ミュージカルが地に足がついたものになって、より人間らしくなると思ったのです。ですので、普段ミュージカルファンでない方でも楽しめる作品になったはず。これはふたりのおかげだと思っています」

    こんな時代だからこそ夢を追うことの大切さ

    奇しくも、アメリカではトランプ大統領が移民の入国規制を強化すると言い出したタイミング。

    『ラ・ラ・ランド』のオープニングシーンでは、いろいろな国がオリジンの人たちが世界中の踊りを繰り広げます。これからどうなってしまうの? という世界情勢とは裏腹に『ラ・ラ・ランド』には、「夢」と「希望」がいっぱい。

    「夢」とか「希望」とか、ついはずかしくなってしまうような言葉もこの映画の魔法にかかると、素直に感動せずにはいられません。自分にもあんな夢があった、あきらめてしまったけどまだ遅くない、と重ね合わせてしまうはず。

    サントラはマスト! 見所がたくさん

    また、全編通した歌(サントラはマスト!)や踊りも最高ですが、主役ふたりで合計100回の衣装チェンジには、どれもうっとり。

    ミアが着こなすクラシカルな衣装はカラフルでかわいく、着こなしを真似したくなります。また、セブの細身のスーツ姿もかっこいい。とくに片手をポケットに入れて演奏するシーンはライアンファンにはたまらないでしょう。

    チャゼル監督の映画への愛を随所に感じる『ラ・ラ・ランド』。鑑賞した後に監督が影響を受けたであろう過去の名作を見て再度、『ラ・ラ・ランド』を観るともっと楽しむことができるはず。

    個人的にはジャック・ドゥミ監督の『シェルブールの雨傘』や『ロシュフォールの恋人たち』をすぐに見直したいと思いました。

    「ミュージカルっていきなり歌い出したり、踊り出したりして苦手...」と、普段ミュージカルに苦手意識がある人にこそ見てほしい作品です。なによりもDVDやスマホで見たら意味がない! これは映画館のスクリーンで見てこそ成り立つ作品でもあります。

    古くて新しいといういままでに味わったことのない感覚に陥った『ラ・ラ・ランド』。劇場から出たら街がいつも以上にキラキラすることまちがいありません。とにかく、多くの情報を入れずに映画館へGO! です。

    ラ・ラ・ランド
    2月24日(金)TOHOシネマズ みゆき座ほか全国ロードショー!
    © 2017 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved.
    EW0001: Sebastian (Ryan Gosling) and Mia (Emma Stone) in LA LA LAND. Photo courtesy of Lionsgate.
    配給:ギャガ/ポニーキャニオン



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    RSSブログ情報:http://www.glitty.jp/2017/02/060586lalaland.html
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