3月30日、モデルのカーリー・クロスがEXPRESSのためにデザインしたコレクション「Karlie Kloss x EXPRESS」が発表されました。

発表は、彼女の出身地であるミズーリ州セントルイスで、ファッションショーという形でおこなわれました。

カーリーの新コレクション「ファッションの世界が多様であってほしい」

コレクションの内容は、シンプルなTシャツやデニムスカートから、ステートメントアイテムになるボマージャケットやリラックスしたサマードレスなどの計17点。

着回しやすい「オフタイムのモデル」のようなスタイルになっています。

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カーリーといえば今年2月、「VOGUE」の特集に日本の芸者風スタイルで登場し、「日本文化の盗用」と指摘されて謝罪に追い込まれていました。

今回の写真は私のものではない文化を盗んでいて、私は文化への配慮の書けた撮影に参加したことを本当に申し訳なく感じています。

私のゴールは、いままでも、そしてこれからもずっと、女性を力づけ、インスパイアすることです。これからの撮影やプロジェクトでは、必ずそのミッションを反映するように努力します。

心を込めて、カーリー

Twitterより引用)

その誓いを体現するかのように、カーリー自ら参加して選んだ多様な女性たちがランウェイを歩いた今回のショー。

肌の色も人種も体型もそれぞれ違うリアルな人たちが、17アイテムをさまざまなパターンで着こなすことで、見ている側も「すぐに着てみたい!」と思えるようなショーになっていました。

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カーリーは「Teen VOGUE」に対して

ファッションの世界は多様であってほしいし、私にとって、そのために戦うことが大事なの。

と語っています。

Karlie Klossさん(@karliekloss)がシェアした投稿 - 2017 3月 30 5:28午後 PDT

弱冠24歳にして、すでにいちモデルとしてだけではなく、ファッション界の代表者のひとりへと自分を成長させつつあるよカーリー・クロス。

テクノロジー好き、という意外な一面も

そんなカーリーには、テクノロジー好きで、ソフトウェアのプログラミングもできるという意外な一面があります。

テクノロジーが好きでもプログラミングまでできる女性はまだ少ないし、ましてトップモデルでありながらまったく毛色の違うプログラミングに取り組んでいるのは、かなりレアだと思われます。

でも最近のテックフレンドリー化の流れにも表れているように、ファッションとテクノロジーにはいろいろな面で親和性があります。

たとえば、カーリーはテクノロジーに積極的なこともあってか、YouTubeチャンネルも定期的に更新し、ファンベース作りに役立っています。

さらに、彼女のテクノロジーへの愛は、自分のためだけでなくその他の女性たち、引いては社会全体のために向けられています。

Forbes」によれば、カーリーは2015年に10代女子のためのプログラミング講座「Kode with Klossy」を立ち上げ、2017年夏には全米10都市で展開することになっています。

Karlie Klossさん(@karliekloss)がシェアした投稿 - 2017 4月 3 12:58午後 PDT

普通のプログラミング講座は近寄りがたいと感じている人でも、カーリーがいることで興味を持つ人も少なくないことでしょう。

EXPRESSとのコラボレーションも、プログラミング教育も、カーリーはキャリアをモデルに限定せず、やりたいことに素直に従っているように見えます。

[Teen VOGUE, Forbes]

写真/gettyimages

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