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ゴールデンウィーク終盤。五月病にならないために #東京ときどき心理学
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ゴールデンウィーク終盤。五月病にならないために #東京ときどき心理学

2017-05-07 06:00
    こんにちは。

    心理カウンセラーの小高千枝です。

    毎年この時期になると「世間はゴールデンウィークなんだ...」と、ふと自分と世の中との時間の感覚のずれを感じます。

    ゴールデンウィーク終盤は、自分の心と向き合うタイミング

    客観的な感覚を持っていると「ゴールデンウィーク」をひとつのワードとしてとらえ、いたってフラットな気持ちで過ごすことができます。でも、そう感じることは、あまり一般的ではないですよね。

    この時期は、いわゆる「五月病」とも言われている「適応障害」を招く危険性がある時期です。

    4月から無我夢中で過ごしてきた人たちが長い休みに入り、力が抜け、やる気が出てこなくなった...とか、新しい環境に無理に適応しようと、懸命に努力したことにより不安定感が出てしまった...などがわかりやすい症状です。

    そのため、ゴールデンウィーク終盤を迎えたいまは、自分の心と向き合うタイミングでもあるのです。

    とにかくゴールデンウィーク後半は、あまり無理をせず、ゆっくりとのんびり過ごす時間をまずは意識的に設けてみてくださいね。

    お気に入りのカフェで外をぼーっと眺める、静かな緑の多い公園のベンチで読書をしてみる、空を見上げてゆっくり歩いてみるのもいいかもしれません。

    何にもとらわれず、自分だけの空間で、自分だけの自己満足の時間を過ごしてみると、気持ちが解放され、楽観性が芽生えてきます。凝り固まった心もほぐれてきますよ。

    感謝の気持ちや言葉にはストレスを軽減させる効果がある

    楽観的になると視野が広くなるため、がんばってきたことや、少し無理をしてきた自分を客観的にみることができるように。そういう自分を認め、「がんばったね~」「よくやってるよ」と癒してあげることもできるのです。

    また、心がほぐれてくると、人に対する思いやりや、感謝の気持ちも芽生えてきます。

    「先月は大変だったけど、〇〇さんが助けてくれたからがんばれた。ありがたいな」「いつも〇〇さんが見守ってくれているから安心しているかも」と。

    感謝の気持ちや言葉にはストレスを軽減させる効果があると言われています。やさしい気持ちに嫌な感覚を覚える人はいませんからね。

    休み明けの自分を何となくイメージしてみる

    徐々に心が丸くなってきたら、休み明けの自分を何となくイメージしてみてください。

    「~しなくちゃいけない」「~をするべきだ」と自分に負荷をかけるような言葉を連想させるのではなく、やることで得られる効果や意味をノートや手帳などに書いてみてもいいでしょう。視覚的効果で自分のなかに落とし込むことができます。

    また、物事を人生のなかの「ひとこま」としてとらえてみてください。「ゴールデンウィーク明けにこの仕事をやることは、長い人生の中のたった数時間に過ぎないな」と受け止めてみると、

    「仕方ないけど、ちょっとやってみようかな」

    なんて思えるようになるはず。

    少し上から目線ではありますが、そんな感覚を自分でおもしろく感じることができたらもうこっちのもの。

    まずは、心をやわらかくほぐしてあげること。

    そうして、心が空っぽになったら、あまり負荷がかかるような言葉を自分に投げかけるのではなく、「まぁやってみようかな」「なんとかなるかな」と、楽観的にとらえてみると、心の重たい空気がすーっと抜けていきますよ。

    写真/出川光

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