「お題はなし!」というお言葉に甘えて、まだまだデンマークの話でまいります。
まず。
椅子の美しさにため息しか出ない。
日本に戻ってきてからも写真集をながめては妄想してる。
さまざまに配置された椅子たちを見てドキドキした。椅子って美しいねただ飾ってある椅子に、いままでまったくといっていいほど興味がなかったけれど、フィン・ユールのおうちで生活のなかに存在する、さまざまに配置された椅子たちを見てドキドキした。
デンマークの人は同じ椅子をそろえるのではなく、好きなものを買う。そして気分や体調に合わせて好きなときに好きな椅子に座る。
そうやって使うからこそ個性が引き立つ。
椅子って美しいね。
「どうしてこんなに美しい椅子やインテリアが生まれたんだろう?」と「?」に「?」を重ね...。
そこから見えてきた、長く寒い冬を乗り越えるためのネガティヴ要素をポジティヴにハッピーに変えていく国民性にもすごく刺激を受けた。
デンマークでは、家のなかに人生の濃密なシーンがたくさんある。
でも、それは他人と比べて感じるしあわせじゃない。
みんなが同じように与えられた命を自分自身の価値観でしあわせだと感じる、そんな思考もじつはネガティヴな局面をより良く変えるための知恵だったりするんだよね。
「アウトプットする」部分を大きく変えてくれそうな予感がしてるネットサーフィンしていたら「Laere」という会社にたどり着いた。
ちょうど仕事の仕方を根本から見直す時期だと感じていた私は、さっそくその場でその会社が開催するワークショップに申し込んだ。
「Laere」の社長は「KaosPilot」を日本人ではじめて卒業した人なの。
「Laere」の根本となる思想は、デンマークにある「KaosPilot」というハイブリッドデザイン × ビジネススクールからくるもの。
「KaosPilot」の名前の由来は、文字通りカオスを乗りこなすパイロットを育てること。ビジネスとクリエイティビティの融合を目指す世界で、もっとも刺激的なビジネススクールと言われてるんだよ。
「KaoPilot」は「Leaning by Doing = 実行することで学ぶ」がモットーで学んだことを実行することで身につけていくカリキュラムが3年間! 行ってみたいけれど長すぎるね...。
わたしの受けるワークショップは全6回。まだまだ始まったばかりだけど、私のなかにある「アウトプットする」部分を大きく変えてくれそうな予感がしてる。
私の見ている世界は私にしか見えないもの私の見ている世界は私にしか見えないもの。ほかの人が見ているものとは違う。
人それぞれにその人なりの見方や哲学、美意識...宇宙がある。
私が生きているのは私の宇宙。時々、ブラックホール。
日々、自分の宇宙を深く広く美しく作る作業をしてるんだと思ってる。美しい世界を見たいから。
たまにブラックホールに引き込まれることもあるけどね。(笑)
直感や感動はその人にしかない感覚。だから、その体験を正直に言葉や形で表現することでそれぞれの個性を感じることができる。
それをより気持ちに近い表現方法で表せるようになることが、結果的に他人の心を動かすクリエイティヴな表現だと感じてる。
世のなかにはどうしても評価がつきものだから、何かをアウトプットするときは自分を証明しようとしたり評価を得ようとしてしまいがち。
自分の時間と命...息をしている自分を感じたり、アートを観たときに何を感じるのか、何をしたらいちばん楽しいかを、ワクワクしながら考えることって大切な時間だよね。
久美ちゃんの誰に何と言われても関係なく好きなものって何? ラーメン以外でお答えください(笑)。
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