2017年秋に世界の各都市でおこなわれたファッションウィーク。

なかでもスタイリストの間で好評だったのが、ノルウェーのオスロファッションウィークです。

今回は、ノルウェーの首都・オスロでスタイリストをしているセルマと、ノルウェーのファッション事情について語ってみました。

東京とオスロの共通点。若い世代にファストファッションが人気

STREETSTYLEさん(@tuvians)がシェアした投稿 - 11月 4, 2017 at 12:06午後 PDT

「ノルウェーと聞いて『ファッション』と連想する人は少ないわよね」

そう話すセルマ。

彼女曰く、ノルウェーはファッション性が高い国とは認識されていなくて、どちらかと言えば、寒い国ならではの保温や防寒といった機能性が高いアパレル商品が目立つのだそう。

また、美しい自然に囲まれた国と知られるノルウェーは、ファッション的にも自然なスタイルが好まれ、「ナチュラル」「シンプル」なスタイルが定番。

ヨーロッパのほかの都市に比べると飾らないベーシックなファッションなのだ、とセルマは言います。

Cubusさん(@cubusofficial)がシェアした投稿 - 10月 24, 2017 at 10:51午後 PDT

Bik Bokさん(@bikbok)がシェアした投稿 - 11月 6, 2017 at 3:14午前 PST

さらに、いまの若い世代は、ファッションにお金をかけないとのこと。それは東京でも同じ状況かもしれません。

オスロではスウェーデンのファストファッションブランド「H&M」がまだまだとても人気があり、ノルウェー発の「Cubus」や「BIK BOK」などの低価格ブランドも指示を得ているようです。

そんななか、オスロではノルウェー発のインディーズブランドを国が支援するなど、ファッション界を盛り上げようと国をあげて努力しているのだとか。

シンプルなのにエッジが効いてる。オスロで人気のふたつのブランド

FALL WINTER SPRING SUMMERさん(@fallwinterspringsummer)がシェアした投稿 - 11月 26, 2017 at 9:47午前 PST

FALL WINTER SPRING SUMMERさん(@fallwinterspringsummer)がシェアした投稿 - 12月 8, 2017 at 7:24午前 PST

今回、セルマが着用していて目を引いたのが「FWSS(FALL WINTER SPRING SUMMER)」というブランド。

個性あるデザインとなんともいえない淡いカラーが絶妙なバランスで、オスロのファッショニスタにファンが多いのだそう。洗練された雰囲気のなかにエッジが効いていて、東京でも人気が出そうな予感。

Christina Ledangさん(@christinaledang)がシェアした投稿 - 8月 17, 2017 at 9:56午前 PDT

Christina Ledangさん(@christinaledang)がシェアした投稿 - 12月 4, 2017 at 2:25午前 PST

また、セルマからお土産にともらったTシャツのブランド「C.L.E.A.N」も魅力的。

オスロのスタイリスト仲間の間でもとくに人気のブランドだそうで、カラーやロゴ、デザインのすべてがいままでのノルウェーブランドにはなかった新生だ、とセルマのイチオシでした。

日本ではなかなか知られていないノルウェーブランドですが、シンプルかつエッジの効いたオスロスタイルは、これから東京でも浸透していく期待大です。

写真/gettyimages



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