さて前回に男性に飽きられてしまう女性をお伝えしました。 男性が重いと感じてしまうと、距離をとられたり飽きられてしまうとお伝えしましたね。 昔、本を作るために取材した男性のお話をしましょう。男性には彼女がいますが、彼女に対してたくさんの文句がありました。その不平不満は彼の身勝手な不平不満なのですが、同じような不平不満を多くの男性から聞くのです。 取材した男性は、おとなしい従順な女性と付き合っていました。自分の意見を言わない、彼女が彼にして欲しいことさえ伝えてこない、セックスの時も黙々としていて感じない......そんな彼女に男性は怒り、『ふたりエッチ』（白泉社）という漫画をあげて「これを読んでエッチを勉強しろ」と伝えたそうです。 これを聞いた時に、なんて傲慢な男性だ！　と思いましたが、取材を進めてたくさんの男性に会ううちに、一般的な男性のニーズが分かってきたのです。 　

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この男性は、彼女が何を感じているのがが分からなくて、イライラしていたのです。彼女が自分と一緒になれて嬉しいのか？　どういう感情なのか分からないとイライラするのです。 男性は「感情豊かに表現してくれる女性」が好きなのです。感情豊かと言うのは、感情がバラエティーセットになっているということです。男性が作るテレビドラマや映画を見ると分かりますね。監督も脚本家も制作指揮も男性の作品だと、理想の女性というのがどういう女性なのかが見てとれます。だいたいの男性が好きな女性というのは、笑って、泣いて、深刻すぎない女性、というところでしょうか。 ポイントは、「泣いても笑う」というのがワンセットなこと。女性が不幸そうなままでいると、男性はなぜか自分に物足りなさを感じ、彼女を幸せにできないことにイライラするようです。ただし、いつも笑ってポジティブ過ぎる女性も疲れるようですし、いつも泣いて悲しんでばかりいる女性も重すぎて疲れるようです。ですから、彼に対して自分の感情をぶつけるのではなく、感情を表現するというのが調度良いようです。 彼に会えなくて、苦しいと思ったらちゃんとその苦しい感じを伝えれば良いですし、会えたら嬉しいというのを伝えていけば良いのです。あとは丁寧に男性に要求するというのも良いですね。彼が叶えられるくらいのことをお願いしてみる。会いたい、話しがしたい、と伝えて叶えてくれたら喜ぶ。そういうことをしているうちに、男性は自分に自信を持つようになっていきます。 ひとつの感情がどうしてもコントロールできない女性は、自分自身を癒すことが必要となります。癒せば感情はおさまってきますので、感情を消化することが大切になります。一番簡単なのは、泣ける映画やドラマを見ることです。色んなストーリーを見て共感していくうちに、多くのことに気づいていきます。映画やドラマをたくさん見て、そこから恋愛や生き方を学びましょう。 photo by Thinkstock/Getty Images （荻原かおる）
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