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ほんの数分の遅刻が頻繁にある人、周りにいないでしょうか? あと1本早い電車に乗る、あとひとつ信号を早く渡れれば間に合うのに、なかなか改善されないことが続くなど。
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もしかしたら、これは気合いでどうにかなる問題ではないのかもしれません。
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★遅刻は自己罰
心理的には、遅刻は「自分自身に与える罰」だという説があります。
遅刻をすると、周囲から「遅刻してきた」と冷ややかな扱いをされることになるでしょう。自分自身も定刻に気分よく仕事等を始めることができません。この嫌な状況に身を置くのは、罰を受けるようなものです。
これを自分で引き起こして自分に味わわせるので、「自己罰」だと考えられています。
★深層心理に隠れているもの
これは、深層心理に「自分は罰を受けるのにふさわしい」という思い込みがあるから起こることのようです。
罰を受けるのにふさわしいと思い込んでいると、遅刻に限らず、人から非難される行動をとってしまったり、人が受け容れがたいような失態をしでかしたりと、自分自身で罰を引き寄せてしまうのです。
★思い込みの誤解を解く
深層心理の思い込みが「遅刻」をさせているのだとしたら、表面的に気合いで何とかしようとしても改善されにくいでしょう。
遅刻グセに心当たりのある人は、「自分は罰を受けるのにふさわしい」という思い込みがないか点検してみましょう。もし思い当たることがあれば、それは本当に罰せられなければならないことなのか考え直してみましょう。
遅刻グセを直すのに必要なのは、「自分に罰はいらない。自分は愛される存在である」という癒しの発想なのかもしれません。このことを知っておくと、遅刻グセのある人へ向ける目、かける言葉が違ってくるのではないでしょうか。
photo by Thinkstock/Getty Images
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