今年、9月から、ザ・シチズンズ・カレッジの「恋愛の学校」で講師を担当することになりました。男女別恋愛の傾向や、心理学的に見つめ直す「愛され方・愛し方」についても、講義する予定です。

先日、日本テレビの「ヒルナンデス」という番組でも、「愛され女子の心理学講座」を担当しました。恋人やパートナーとは良いコミュニケーションをとりたいものですが、男女差や状況により、よかれと思ってした行動が裏目に出てしまうことがあります。

今日は、知っておきたい男女差をもとにしたコミュニケーション術、3パターンをご紹介します。



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1. プロセスではなく結果にフォーカスする!

男性は女性よりも、結果にこだわりがちです。

例えば、彼が誘ったお店が定休日だったり、くれたプレゼントが失敗だったりすると、「つれてきてくれただけでも嬉しい」とか「選んでくれただけでも嬉しい」など、プロセスを褒めてもあまり心に響きません。

そこはやはり、「素敵なお店を知ってるんだね、すごい!」など、何らかの結果にフォーカスするようにしてみてください。落ち込むのを防ぎ、ポジティブな状態を維持できます。


2. 頼み事は気分の上がる一言を添えて!

女性は、普段からちょっとしたことを褒め合ったりしていますが、男性はそのような習慣がないので、気分が上がるような言葉を真に受けやすく、多少嘘っぽいなと思っていても、喜んでしまうという傾向があります。

頼みごとがあるときなどは、「今の髪型、かっこいいね」とか「今日、なんかすごくかっこいい」など、気分が上がるような言葉を伝えてから、頼んでみてください。要件だけ伝えるよりも、ずっと気分よく承諾してくれます。


3. 口論になりそうになったら、まずはすんなり肯定!

男性は、女性よりも攻撃的です。口論になると、言い返せば言い返すほど、どんどんこじれていきます。ほんの些細なことがきっかけであったのに、大喧嘩に発展してしまうこともあります。

相手に譲歩してほしいと思ったら、「確かにそうだね」と、一度相手の意見をすんなりと肯定してみてください。すると相手の攻撃性がフェードアウト。「自分も悪かったかも」と考えはじめてくれることもあります。

この効果は、心理学者エクマンが確認したので、心理学では、「エクマン賛成の魔力」と呼ばれています。

慰めたり、励ましたり、頼みごとをしたり...。恋人やパートナーとは様々なコミュニケーションを無数にやりとりします。同じ意図を伝えるのであれば、男女差なども考えて、相手が気分よく受け取れる言い方をしてみてください。良い関係が無理なく続くと思います。

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