「なんであんなこと言っちゃったのだろう」「あのときこうしておけばよかった」と後悔していることはありませんか。
後悔には「してしまったことへの後悔」と「しなかったことへの後悔」の2種類があります。それぞれの後悔は、どんなふうに考えると楽になるのでしょうか。
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■してしまったことへの後悔
彼と不仲になったり、友だちと絶縁状態になったり、仕事で失敗したりしたときに、「あのとき、あんなことをしなければよかった」と自分の言動に後悔することがあるかと思います。
残念ながら「してしまったこと」は取り戻せません。その出来事から猛烈な反省を促されたとしたら、「何がいけなかったのか」「どうするとよかったのか」は考えておきましょう。
ただし、「反省する」のと「自分を責める」のは違います。「なぜ別の方法を取れなかったの!」と自分を責めないであげてください。たとえ感情的な理由だったにせよ、そのときの自分には「そうするしかない」と思った理由があったのでしょうから。
潔く諦めるために、「してしまった」自分を許してあげましょう。そして、次の機会には異なる言動ができる自分になっていきましょう。
■しなかったことへの後悔
「あのときこうしておけば、きっと結果は変わっていたのに」と悔いが残るなど、「しなかったことへの後悔」は「してしまった後悔」よりも大きな心残りになると言われています。
もし「こうした方がいい」と思いつかなかったのだとしたら、それはその時点での限界だったのでしょう。結果が悪くても、たぶんその瞬間に自分なりのベストは尽くしていたのではないでしょうか。ベストを尽くした自分を認めてあげましょう。
また、「しない」というのも選択肢のひとつです。たとえば、迷って先延ばしにして取り組まなかったのだとしたら、無意識的に「しない」と選択していたのかもしれません。何らかの理由があって「しない」と選択していた自分を許してあげましょう。
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