先日、『駆け込みドクター』(TBS系)で、「脂肪肝」が特集されていました。「脂肪肝」とは肝臓に必要以上の中性脂肪がたまった状態のこと。進行すると肝硬変や肝臓ガンになることもあります。

「脂肪肝」は、飲み過ぎ、食べ過ぎでなると思われがちですが、じつは、過激なダイエットによる「食べなさ過ぎ」でなる場合も多いのです。

今回は、どんなダイエットをすると「脂肪肝」になりやすいのか、「脂肪肝」にならないためにはどうすればいいのかご紹介します。



【参照サイト・画像・動画へのアクセスはこちら】

■極端なダイエットで「脂肪肝」に

糖質を多く含むお米やパンなどの炭水化物を全くとらない「炭水化物ぬきダイエット」をすると、「低栄養性脂肪肝」になりやすいそうです。

肝臓には一定量の脂肪が必要です。ところが、糖質を極端に制限すると、肝臓は体中から脂肪を集めて機能を維持しようとします。それが続くと「脂肪肝」になるのです。

「野菜やフルーツしか食べないダイエット」にも同じことが言えます。タンパク質が不足すると筋肉のタンパク質を糖質に変えてつかいます。その結果、肝臓がタンパク質不足になって肝臓から脂肪を出せなくなり「脂肪肝」になるそう。

■「脂肪肝」にならないダイエットをするには

ダイエット中でもほどよく糖質やタンパク質をとりましょう。ご飯をまったく食べないのではなく、お茶碗半分程度にするなどして、食べ過ぎず、食べなさ過ぎないことが大切です。

野菜やキノコは糖質の吸収を遅らせる効果があります。朝昼晩合わせて1日350グラム以上はとるようにしましょう。

簡単な血液検査で「脂肪肝」になっているかどうかわかるので、心配な方は病院で一度検査をしてみることをおすすめします。

vegetables image via Shutterstock

RSS情報:http://www.glitty.jp/2014/02/035768post_8125.html