世界のチョコレート愛好国のなかでも、多くの有名ショコラトリーがひしめく激戦区フランス・パリ。

チョコレートが生活に根づいており、世界最大級のチョコレート見本市「サロン・デュ・ショコラ・パリ」が行われるなど、トレンドの最先端をいく地域でもあります。

そんなパリでも長年伝統を守っているブランドも多数。今回はあえて、パリで最も古い歴史を持つチョコレート店にスポットを当ててみましょう。



【参照サイト・画像・動画へのアクセスはこちら】

■マリー・アントワネットのためにつくられたチョコレート?

パリで一番歴史を持つチョコレートショプが、1800年創業のDebauve & Gallais/ドゥボーヴ・エ・ガレ』。創業者のスルピス ドゥ ボーヴはかつて王室の薬剤師でした。

1779年6月、彼は新しい調合剤を持ってマリー・アントワネットを訪ねていったところ、薬が苦くて飲めないとこぼす王妃に対して、チョコレートに薬を包むことを提案。

そうして生まれたチョコレートに、王妃は「ピストル」と名づけました。その伝統のチョコレートが、200年以上経ったいまも受け継がれています。

■あのナポレオン皇帝も愛好?

アールグレイ風味やオレンジの花の風味、またカカオ分の違うシンプルなダークなど、香り豊かな6種類の薄型チョコレート

いずれも高貴な雰囲気溢れる味わい。チョコレートが生まれた背景に想いを馳せながらゆっくりいただきたいですね。

また、このブランドにまつわる偉人はほかにも。

「我にショコラありせば、ほかの食料を断つも可なり」

との名言を残すほどチョコレートを愛したナポレオン・ボナパルト。そのナポレオンも『ドゥボーヴ・エ・ガレ』のチョコレートを愛好したとの逸話も。

伝統あるブランドだからこそのエピソードですね。

RSS情報:http://www.glitty.jp/2014/05/038198post_8590.html