『なぜ「スマ婚」はヒットしたのか 誰もが挙式できる世の中へ』(幻冬舎)では、スマ婚を立ち上げた七田幸彌社長のインタビューをもとに、平均予算の半額ほどで結婚式をあげられるスマ婚のメリットが紹介されていますよ。
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■スマ婚はなぜ安い?
「結婚式で新郎新婦が購入した衣装を着たり、会場が提携していないレンタル衣装の店で好みのドレスを見つけて借りたりすると、会場では持ち込み料を取られます。友人に写真撮影やムーヴィーを頼んでも、同じように持ち込み料がかかる。それも、会場と話し合い、理解をいただき、カットさせてもらいました。(中略)自社で会場を持たないことによって、設備投資やメンテナンスのコストを削減しました。」(本文より抜粋)
「写真やビデオは知り合いに頼めば安くなる」と思っていた人は要注意! 私も本書を読んではじめて知ったんですが、持ち込み料もそれなりにかかるみたいですね...。友だちの好意もなんだかんだホテルの利益になるなんて、ちょっとやるせない気もします。
そしてスマ婚の良心的かつ効率的なやりかたに感動。式場を選ぶときは、事前に持ち込み代やオプションの確認など色々調べてみるべきかもしれませんね。
■クオリティは普通の結婚式と同じ!
「スマ婚だからといって、結婚式の内容が劣化することはありません。スマ婚の低価格の理由は、中間マージンのカットなので、料理や衣装はクオリティが同じものが用意されるわけですから」
「新郎新婦はともかく、ゲストは、自分が出席している宴席がスマ婚だとはまったくわかりません。」
(本文より抜粋)
内容が同じなら安いほうがもちろんいいですよね! 個人的には「ジェネリック結婚式」のようなイメージを持ちました。
母親に昔「彼ができた」と言ったところ、「いきなり結婚するとか言うんやないやろな! カネなんかないでッ!!」となぜか激昂されたことがある私(遠目)。
お金があるないにかかわらず、「結婚式だから高いのは当たり前」「高いほどいい結婚式ができる」という既成概念は一度リセットしてみるべきだと思います。
■高くても安くても、幸せな式をしよう
帝国ホテル、ニーオータニ、リッツなど、あこがれの有名ホテルでの結婚式はブランドのイメージ付きのお値段。もちろんそこで式を挙げるのもいいし、式は安く抑えて海外旅行を充実させるのもアリです。
結婚式は一生に(大抵は)一度のものだけれど、だからといって盲目的にお金を使う必要はありません。選択肢を広げて、かしこく幸せな結婚式をあげましょうね!
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