そんな彼女のラフで無防備な、いい意味で「だらしなさ」を醸し出しているパーツが、唇なんです。単に桜色ピンクでプルプルしているキレイなだけの唇じゃ、もはや当たり前すぎてつまらない。
アリアナのInstagramから、人々を虜にする「だらしなリップ」の魅力&唇メイクのポイントを盗んでみましょう!
【参照サイト・画像・動画へのアクセスはこちら】
■完全「山なし」で力の抜けた唇
Ariana Grandeさん(@arianagrande)が投稿した写真 - 2014 10月 28 12:10午後 PDT
上唇の山(M字)を作らない「山なしリップ」が、アリアナ最大の特徴。
M字の山をくっきり描くと、良くも悪くもスキのない、引き締まった「きちんと感」が出てしまうんです。山を完全に潰すことで、スキのある、力が抜けた良い意味の「だらしなニュアンス」がプラスされます。
ちなみに日本では、石原さとみさんがよく「山なしリップ」メイクをしています。
■唇を「ウ」の形にして、ぐるっとオーバーに
Ariana Grandeさん(@arianagrande)が投稿した写真 - 2014 12月 1 4:09午後 PST
簡単に上唇の山を潰すには、このように唇を「ウ」の形にとがらせた状態で、囲むようにリップライナーを使うのがコツ。
太めリップライナーを使って上下の唇の口角をつなげるように、ぐるっとオーバーぎみに描きましょう。その上からさらに、ヌーディーなピンクやベージュー系の口紅を直塗りすれば完成です。
アリアナが歌っているとき、思わず唇に目を奪われますよね。
キリッと形が整った端正な唇には静的な美しさがありますが、このようなラフなオーバーリップは、唇を動かしたときの「脱力感」「こぼれ落ちそうな感じ」「無防備さ」といった、動的な魅力を感じさせます。
■リップライナーはちょっとダークなカラーを
Ariana Grandeさん(@arianagrande)が投稿した写真 - 2015 8月 2 12:27午後 PDT
「山なし」オーバーリップで元の唇のかたちを変えるとき、リップライナーは「なりたい唇の色」ではなく、「素の唇に近い色」をチョイスしましょう。
「くすみのないキレイな桜ピンクの唇=正義」という常識のせいか、私たちはついキレイ色のリップライナーを塗りたくなるもの。
でも、あえて素の唇に近いちょっとダークなヌーディー系のリップライナーを使うべき。オーバーリップにしたとき、肌の上で自然に発色するので浮かないし、仕上がりがよくなりやすいんです。
また、グロスでツヤツヤプルプルさせるだけが唇の魅力ではありません。たとえ縦ジワがあってもグロスは控えめにし、生っぽい唇の質感を残しておくことも、アリアナリップのセクシー要素のひとつ。
たまには、アリアナ風リップを真似して、ラフで無防備な、良い意味での「だらしなさ」を唇で演出すれば、なんだか目が離せない、人を翻弄させるような新しい魅力が手に入るかもしれません。
photo by GettyImages