こんにちは、臨床心理士の山名裕子です。

一緒にいると、イライラしたりモヤモヤして疲れてしまい「もう会わなくていいや...」と思うのに、なぜかまた遊ぶ約束をしてしまう女友だちいませんか? たとえば、口調や話し方がキツかったり、よく遅刻したり、金銭面がルーズで「細かいのないから後で払うね」と言って払わなかったり...。

でも、世の中にはイヤなところがあるのに、なぜか人を惹きつける魅力がある女性が存在するのです。イヤな女なのについ惹かれてしまういい女には、大きく3つのタイプがいます。

相手を優位に立たせるのが上手

よく遅刻して「本当にごめん!」と謝ったり、「お願い......」と相談してくるタイプに多い。人には、「自分が優位に立ちたい心理」があります。欠点やコンプレックスを包み隠さずオープンにし、素直に謝ることのできる女性は、自然と相手を優位な立場に立たせることができます。「しょうがないなぁ」と人を許せた経験は、自分の器が大きくなったと錯覚させてくれるのです。

また、必死で謝る姿はどこかかわいらしく見えるもの。このタイプは、明るい性格の人が多く、人を笑わせることが大好きです。サービス精神旺盛なので、一緒にいると自然と笑顔が増え気持ちが明るくなるケースが多いでしょう。

適当な部分もありますが、相手にも無理をさせないおおらかさがあるため、コチラ側が過度に気を遣うということもなくラクな気持ちで過ごせるので、ついついまた会う約束をしてしまうのです。

甘え上手で癒される

優柔不断で決められなかったり、「ごめん、これ貸して~」などおねだり上手なのがこのタイプ。人はお願いごとをされたり頼られたりすると、認められたい!ほめられたい!という「承認欲求」が満たされます。求められていることに心理的満足が得られるため、期待に応えようと行動するようになるんです。

そうなると、誘われたり声をかけられたりして、イヤな気持ちになる人はほとんどいないでしょう。「私がいないとダメなんだから」と母性本能をくすぐられ、またお願いを引き受けてしまうのです。甘え上手なこのタイプは、柔らかい雰囲気を持ち合わせている人が多く、一緒にいるとなんとなく癒されると感じる人も多いはず。

気が付くと、また遊んで色々と振りまわれていた...という具合にハマっているでしょう。

励まされ、勉強になると感じる

物言いがきつかったり自慢話や悪口が多く、ズバズバものを言うタイプの人は、聞き終わるとドッと疲れが出てしまいます。ときには、傷ついたりすることもあるでしょう。

しかし、普段言えないモヤモヤした気持ちをズバッと代弁してくれたり、口調はキツイながらも相手のことを真剣に考えてアドバイスしてくれたりと、プラスになることも多いはずです。言われた当初は、「なんなの!?」と思っていても、後になって感謝の気持ちが湧いてくることもあります。

また、普段キツイ印象の人にやさしい言葉をかけられると、より強くこころが揺れ動くものです。ギャップ効果でひとを惹きつけているのでしょう。このタイプは、少なからず自分に自信を持っているので、あなたは深層心理で相手に憧れている部分があるのかもしれません。

人は、完璧な人よりも少しダメなところがある人に惹かれるものです。完璧を目指さない強さを手に入れ、コンプレックスを強みに変えて愛される女性を目指したいものです。

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