どれも、気付かぬうちに習慣になっている行動。じつはこれらの行動が、骨盤をゆがませているかもしれないんです。
恐ろしいことに、骨盤のゆがみは下半身太りをも引き起こす可能性も。痩せているのにお腹がポッコリ出ている、下半身が痩せにくいという人は、骨盤のゆがみが原因かもしれません。
骨盤がゆがむNG習慣
人間の動作の中心となる骨盤。重要な役割を担っているのに、普段の姿勢や生活習慣で簡単にゆがんでしまうんです。
『コワいほどやせる!骨盤スクワット』(マキノ出版)を参考に、骨盤のゆがませるNG習慣をしていないかチェックしてみましょう。
▼骨盤をゆがませるNG習慣
□ 脚を組んで椅子に座る
□ パソコンに向かうとき猫背になっている
□ ハイヒールはマストアイテムと思っている
□ 左右どちらかに重心をかけて立つことが多い
□ いつも同じ肩にバックをかける
骨盤がゆがんで開いてしまうと、股関節や大腿骨は外側を向いてしまいます。その結果、太ももが張り出し、おしりが横に広がってしまうのです。
さらに、歩くときに外側に力が入るため、脚の筋肉がバランスよく使われなくなります。そのため、脚の外側に筋肉や脂肪がついて脚が太くなるなど、女性にとってはうれしくないことばかり。
食事制限などのダイエットや、定期的に運動をしているのにぜんぜん痩せられないという人は、骨盤のゆがみが邪魔をしているせいかもしれません。
簡単にできるセルフ骨盤チェック
また、骨盤のゆがみは自分でチェックすることができます。
1. 全身鏡の前で体を横に向けて立つ
2. 自分の恥骨結合(骨盤の全面中央下部分)と、尾骨(背骨の一番下のとがった部分)の位置をチェックする
チェックしたときに、恥骨結合と鼻骨が、床と並行してまっすぐなラインになっている人は理想的な骨盤バランスです。しかし、尾骨の方が下がっている場合は、骨盤が後傾していて、骨盤が開きゆがんでしまっています。
骨盤のゆがみと下半身太りに効果的なスクワット
骨盤のがゆがみを改善してくれるスクワットが本書で紹介されていました。たった3分程度でできる簡単なエクササイズです。
▼HOW TO
1. 両足を肩幅に開いて立ち、つま先をできるだけ外側に向ける
2. 45秒かけてゆっくりと腰を落とせるところまで落とす。その後15秒かけて腰を元の位置に戻す
3. 次は足幅を先ほどよりもやや広めにし、つま先をできるだけ内側に向けた立つ
4. また45秒かけてゆっくりと腰をおとし、15秒かけて元の位置に戻す
5. 3同様つま先を内側に向けたまま、足幅だけ肩幅に戻す
6. 背筋、ひざをまっすぐに伸ばしたまま、15秒かけて体を前に傾けていき、ゆっくりと戻す
これを1セットとして、1日1回行うだけ。1週間続けたら、3日間休み、その後また1週間続けるようにしましょう。
春はもう目の前。下半身太りを解消して思いっきり春ファッションを楽しめるように、骨盤のゆがみ改善にも気を配っていきたいところです。
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