少しでも解消したくてフェイシャルマッサージを試みるものの、結局自己流のため、効果があまり感じられません。それだけでなく、自己流のマッサージは肌トラブルを引き起こしてしまうこともあるのです。
自己流マッサージは逆効果の可能性も!
顔への悩みを抱えている状態で、自己流のマッサージを行うと、知らず知らずのうちに力が入ってしまいます。強く揉んだり、ぐいぐい押したりするのは実は逆効果。さらに即効性を求めて、一日に何度も行うというのもかえってマイナスなのです。
フェイシャルマッサージのポイントは、以下の3つ。
1. 強さは、痛気持ちいい程度
2. 笑顔で楽しく行う。気分が乗らないときは無理にしない
3. マッサージ中は息を止めず、深呼吸するように行う
また、傷や腫れもの、湿疹、肌が敏感になっているときは控えるようにしましょう。風邪などで免疫機能が退化している場合なども、お休みした方がよさそうです。
悩み合わせたフェイシャルマッサージ
自分でフェイシャルマッサージをするときでも、正しい方法を抑えておけば大丈夫。
悩みへの効果を感じられるフェイシャルマッサージを、上田隆勇さん著『小顔になる!顔ツボ1分マッサージ』(王様文庫)でチェックしてみましょう。
頬のたるみ改善、リフトアップに効くマッサージ
1. 親指のつけ根で、「太陽(たいよう)」(こめかみ、目尻と眉尻の間から指1本後ろ)を左右両方押さえる。手のひらを少し広げ、1~2cm引き上げる。
2. 1の状態のまま、そこからニコッと笑顔で深呼吸し、息を吐きながら手を回し、さらに斜め後ろに引き上げる。これを3回。
(本書P72,73より引用)
たるみが改善されて、顔がリフトアップすると小顔効果も実感できます。
目尻のシワ解消に効くマッサージ
1. まず、右目尻から。左手の人差し指で「太陽(たいよう)」を次に右手でチョキをつくって、右手の中指で「絲竹空(しちくくう)」(眉尻)、人差し指で髪の生え際を押さえる。
2. 左手でツボを押さえたままニコッと笑顔で深呼吸し、息を吐きながら右手をグーッと引き上げる。これを3回。
(本書P82,83より引用)
毎日行えば、深いシワとして刻まれてしまう前に対処することができるんです。
また、両方のマッサージに出てきた「太陽」というツボは、頭痛や目の痛みを取るツボとも言われているので、薬を飲めないときなどに代わりに押してみると良いかも。
このマッサージでは広い面を押さえるので、ツボの位置がわからない!と神経質にならなくても大丈夫。また、中国では古代から、顔のツボは美容のツボと呼ばれていただけあって、高い効果が期待できそうです。
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