111件 投稿が新しい順 再生が多い順 コメントが多い順 マイリスト登録が多い順 コメントが新しい順 再生時間が長い順 投稿が古い順 再生が少ない順 コメントが古い順 コメントが少ない順 マイリスト登録が少ない順 再生時間が短い順 3:57 それでも月食が起こるわけ 満月がじんわりと欠けていき、やがてまた元の満月にもどって見える現象--それが「月食」です。しかし月食の起こる条件は限られています。いったい月食はどのようなタイミングで起こるのでしょうか?CGで解説します! 97 18 3 2025/12/26(金) 12:00 2:12 2026年1月の星空情報(各地の初日の出/しぶんぎ座流星群/月が木星に接近/月が土星に接近/1月の月の暦) 2026年1月の星空情報です。 新しい年の始まりです。元日の朝と言えば、初日の出。 水平線から昇る強い光。空を満たしていくオレンジ色。山肌を照らす朝の気配。地域ごとに異なる情景を見せながら、2025年最初の太陽が静かに空に昇っていきます。「初日の出」です。 各地の日の出の時刻は、国立天文台の初日の出情報をご参照ください。https://www.nao.ac.jp/astro/sky/2026/01-topics01.html 三大流星群のひとつ、しぶんぎ座流星群。今年の極大は1月4日の朝6時頃と予想されています。観察に適した時間の目安は、空が明るくなり始める少し前の5時頃です。強い月明かりがあり、見える流星の数は全体に減ってしまいますが、空の暗い場所では、1時間に15個から20個ほどの流星が期待できます。 流星は空の広い範囲に現れるため、月を視界から外しつつ、ゆったりと見渡してみてください。 冬の夜空で存在感のある木星。1月3日には満月が木星の近くを通り、木星が月と並ぶ姿は明るい空でもよくわかります。 30日と31日にも、満月前の月と木星が接近して見えます。夜空の高い位置で、二つの明るい天体が寄り添う様子が楽しめます。 夕方の南西の空では、1等ほどの明るさで土星が輝いています。1月23日には細い月が土星に近づき、日没後の淡い空にすっきりとした並びが見られます。〇1月の月の暦 3日:満月 11日:下弦 19日:新月 26日:上弦 94 6 0 2025/12/25(木) 15:00 2:13 2025年12月の星空情報(月と木星が接近/夜明け前の空に水星/ふたご座流星群見頃/12月長い夜の星空/12月の月の暦) 2025年12月の星空情報です。7日の夜、東の空で月が木星に近づきます。満月から2日過ぎた明るい月のそばに、マイナス2.6等の木星が寄り添います。最も近づくのは8日の午前3時半ごろ。そのころには空高くに移動し、寄り添った姿は明け方まで楽しめます。明け方の東の空では、水星の観察ができます。8日に西方最大離角をむかえ、11月おわりから16日ごろまでは、日の出30分前に高度10度を超えます。東の空が開けた場所で、明るく光る水星を探してみましょう。ふたご座流星群は、14日の夜から15日の明け方にかけてが見頃です。13日から14日にかけても、多くの流星が見られるでしょう。月明かりの影響が少なく、良い条件で観察できます。放射点は、ふたご座のカストルの近く。空の暗い場所では、1時間に50個ほどの流星が期待できるでしょう。22日は冬至。1年でいちばん夜が長い日です。 宵の南西の空には土星、東の空には木星。 そして昇ってきた冬の星ぼしが、静かな光で空を満たします。 西の空には秋の星ぼしが沈みゆき、東の空からは冬の星たちが姿を見せます。 季節の星が入り交じる夜空を、ゆっくりと眺めてみてください。 〇12月の月の暦5日:満月 12日:下弦 20日:新月 28日:上弦 206 9 1 2025/11/28(金) 12:00 1:24 2025年11月の星空情報(十三夜と土星/地球に近い満月/月と木星が接近/11月の月の暦) 2025年11月の星空情報です。11月2日は十三夜。中秋の名月に次ぐ2度目のお月見の日です。2日の夜には、月が土星に寄り添うように輝きます。太陰太陽暦にちなんだ日本ならではのお月見。空を見上げて楽しんでみてください。11月5日の満月は、ことし地球に最も近く、見かけ上いちばん大きく輝きます。月は楕円の軌道を描いて回っているため、満月でも大きさは毎回少しずつ変わります。ことし、いちばん遠かった満月と比べると、5日の月の大きさが一目でわかります。9日から10日にかけては、下弦近くの月と木星のランデブーも楽しめます。秋から冬へ移り変わる11月の星空、空気の澄んだ夜に、ぜひ見上げてみてください。〇11月の月の暦5日:満月 12日:下弦 20日:新月 28日:上弦 271 10 0 2025/10/31(金) 13:00 1:39 2025年10月の星空情報(季節の星空/中秋の名月と満月/月と木星の接近/月と金星の接近/10月の月の暦) 2025年10月の星空情報です。10月の宵の空では、夏の大三角が西に傾き、代わって南から東の空に秋の星座が出そろいます。 季節の移ろいを感じながら、星空を見上げてみましょう。 今年の中秋の名月は10月6日。翌7日が満月です。 中秋の名月は、太陰太陽暦の8月15日の月を指し、必ずしも満月と一致するとは限りません。 今年は名月と満月の日付が1日ずれています。 名月の近くには土星が輝いていますので、お月見の際にはぜひ探してみてください。 10月13日の深夜から14日の明け方にかけては、東の空で下弦の月と木星が並んで見えます。 明るい木星と月の共演を楽しめます。 19日と20日の明け方には、東の低い空で細い月に金星が寄り添います。 空が明るくなって見つけづらいかもしれませんが、東の地平線までひらけた場所で探してみるとよいでしょう。〇10月の月の暦 7日:満月 14日:下弦 21日:新月 30日:上弦 871 16 1 2025/09/30(火) 12:00 1:28 2025年9月の星空情報(赤い月を見てみよう/月と惑星の共演/土星の環に注目/秋の入口/9月の月の暦) 9月7日の深夜から8日未明にかけて、月が地球の影にすっぽりと入る「皆既月食」が見られます。全国どこでも楽しめるこのチャンスは、3年ぶり。暗く、赤く染まった満月が、夜空に静かに浮かびます。8日の夜、月のすぐ後を追うように土星が昇ってきます。16日から20日にかけて、明け方の空で木星や金星に月が近づき、仲良く並ぶ姿が見られます。21日、土星が「衝」を迎えます。土星が一晩中観察できるベストシーズン。望遠鏡があれば、ぜひその姿を観察してみてください。とても細い土星の環が見えるはずです。秋分を迎える9月下旬。夜が少しずつ長くなり、空気も澄んできます。夏の星座が西に傾き、秋の四辺形が、静かに顔を出しはじめます。〇9月の月の暦8日:満月 14日:下弦 22日:新月 30日:上弦 202 10 1 2025/08/29(金) 09:00 1:56 2025年8月の星空情報(スター・ウィーク/ペルセウス座流星群が極大/金星と木星が接近/水星が西方最大離角/伝統的七夕/8月の月の暦) 2025年8月の星空情報です。8月1日から7日は「スター・ウィーク」。星空に親しむための全国キャンペーンです。この時期は、夏の星座や天の川、そして流れ星との出会いが待っています。12日の深夜から13日未明にかけて、三大流星群のひとつ「ペルセウス座流星群」が見ごろを迎えます。月明かりがありますが、それに負けない明るい流星も流れるはず。空を広く見渡せる場所で、ぜひ流れ星を見つけてみてください。春から、夜明け前の東の空で輝いている金星が、11日から13日の未明に木星と接近します。マイナス4等の金星と、マイナス1.9等の木星が接近して輝く様子は、目を引くでしょう。明け方の東の空には、金星、木星、水星が並びます。特に19日頃は水星を見つけるチャンス。空が白みはじめる前の静かな時間に出かけてみるのも、夏の素敵な思い出になるかもしれません。太陰太陽暦の7月7日にちなんだ日を、国立天文台では「伝統的七夕」の日としています。今年は8月29日です。上弦近い月が沈むと、天の川が天高く流れる、昔の七夕と同じ夜空が広がります。〇8月の月の暦1日:上弦 9日:満月 16日:下弦 23日:新月 31日:上弦 156 9 0 2025/07/31(木) 12:00 1:29 2025年7月の星空情報(夜の空を見てみよう/月が土星・金星に接近/月は静かにかたちを変えていく/今年さいごの月と火星の共演/7月の月の暦) 2025年7月の星空情報です。夏至を過ぎたばかりの7月。まだ昼が長い時期ですが、日が暮れると東の空に夏の大三角、南の空にはさそり座が見えます。日の出前の東の空には、月と土星、金星がならびます。月は、16日、17日には土星に、22日には金星に近づきます。早起きの方もそうでない方も、日が昇る前の夜空を眺めてみてはいかがでしょうか。月には満ち欠けがあります。これは月が地球のまわりをまわる中で、太陽の光が当たる面の見え方が変化するためです。新月から半月、満月を経て再び新月へと形を変えていきます。毎月のように起こる月と惑星の接近ですが、その時の月の位置や形はさまざまです。月は毎日どのように変わっているのか、夏休み期間に観察してみませんか。日の入り後の西の空に火星が見えています。28日、29日には細い月が火星に近づきます。月と火星が並んで見られるのは、この夏が今年のラストチャンスとなります。見逃さないよう、20時ごろの西の空を見上げてみてください。〇7月の月の暦3日:上弦 11日:満月 18日:下弦 25日:新月 149 14 1 2025/06/27(金) 14:00 2:40 新星?超新星?ここが違う! 2024年中頃から話題となっている「かんむり座T」。この天体は繰り返し明るくなる反復新星(※)と呼ばれるもので、もうすぐ明るくなるのではないかと期待されています。さて、新星とは何でしょうか?もしかすると超新星の方が聞いたことがある単語ではないでしょうか?新星と超新星は、文字は似ていますがまったくの別物。それぞれどのような違いがあるのかを動画にまとめました。夜空に突然現れる(明るくなる)新星や超新星。それらがいつ起こるのか。今の科学ではまだ正確に予測することは出来ません。いつ新星や超新星が現れても見られるように、ときどき夜空を見上げるのも良いかもしれません。※反復新星、再起新星、回帰新星、再発新星などの呼び方があります。 ここでは国立天文台が編纂する「理科年表」に従い反復新星としています。 378 17 5 2025/06/18(水) 15:00 1:15 2025年6月の星空情報(月が火星と近づく/未明の土星、金星/夏至/6月の月の暦) 2025年6月の星空情報です。宵の西の空に、1等級の目につきやすい明るさで火星が見えています。6月1日に、そのすぐ近くを月が通ります。空が暗くなると、半月よりやや細い月に寄り添うように、赤い火星が見えてきます。夜半頃に姿を現す土星は、未明にかけて南東の高いところまで昇っていきます。東の空の低いところでは、明けの明星・金星が輝き始めます。6月21日は、夏至。太陽が天球上で最も北側を通過し、日本では1年で夜が最も短くなる日です。有史以前から人類は太陽の運行の変化を認識していたことが、古代の遺跡からも推測されています。天文学の原点はここにあるのかもしれません。〇6月の月の暦3日:上弦 11日:満月 19日:下弦 25日:新月 152 11 0 2025/05/29(木) 11:00 1:33 2025年5月の星空情報(春の星座たち/みずがめ座η(エータ)流星群が極大/土星の環の消失/月が土星、金星に接近/5月の月の暦 2025年5月の星空情報です。5月の夜空は、冬の星座が西へと移り、春の星座が主役となります。北斗七星から続く「春の大曲線」や「春の大三角」が星座探しの目印になるでしょう。6日にみずがめ座η(エータ)流星群が極大を迎えます。ハレー彗星が母天体のこの流星群は、毎年5月上旬に活動します。日本からは放射点が低いうちに夜明けを迎えてしまうため、観察に適しているのは大変短い時間帯に限られます。最も多く見える時間帯は、6日と7日の午前3時前後です。月明かりもない好条件のため、街明かりのない空が暗い場所では、1時間に5個から10個程度の流星が見られると予想されます。放射点付近だけでなく、空の広い範囲を見渡してみてください。土星と言えば、特徴的な環を思い浮かべる人も多いでしょう。7日の1時に土星の環が消失する現象が起こります。土星の環の消失は15年に1度起こる珍しい現象です。ですが、日本ではまだ地平線の下での出来事。その瞬間を観察することはできません。土星が東の空にのぼり、空が明るくなるまでの短い間であれば、環の消失直後の土星を観察できるでしょう。夜明け前の東の空には金星と土星が輝いています。23日には細い月が土星に、24日にはさらに細くなった月が金星に接近して見えます。〇5月の月の暦4日:上弦 13日:満月 20日:下弦 27日:新月 164 7 0 2025/04/25(金) 10:30 1:34 2025年4月の星空情報(宵の空で傾いていく木星と火星/最遠の満月/夜明け前に集まる月・金星・土星/ひと月で巡る月/4月の月の暦) 2025年4月の星空情報です。冬の夜空をにぎわせていた明るい星々も、宵の空へと移ってきました。空の高いところで目を引いてきた木星、火星も、西の空に大きく傾いていきます。4月の満月は、2025年で最も遠い位置で起こります。眺めただけでは気づきにくいですが、見かけの大きさが今年最も小さい満月です。地球の周りを公転する月の軌道は、楕円形。しかも、太陽や地球の重力によって変形します。そのため、地球と月との距離は常に変化しているのです。早春まで夕方に見えていた土星と金星が、今度は夜明け前に現れます。25日には、細い月と三角形に集まり、東の空に昇ってきます。ただし日の出1時間前の時点で地平線から10度という低空なので、見晴らしのいい場所が必要でしょう。上旬に木星、火星の近くを通り過ぎた月は、約ひと月で地球の周りを公転し、月末から5月はじめにかけて、再び二つの惑星と会合します。〇4月の月の暦5日:上弦 13日:満月 21日:下弦 28日:新月 119 9 0 2025/03/28(金) 17:00 3:15 節分って2月3日じゃないの? ―みんな気になる暦のふしぎ― 2月初旬の風物詩、「節分」。「今さら」ですが、2025年の節分は2月2日でした。この動画では、節分の日付がどのように決まるのかを説明しています。暦と地球の運動との関係を、改めて見てみましょう。 節分は、二十四節気の一つ「立春」の前日。二十四節気は、太陽が黄道(天球上の太陽の通り道)上のある座標を通過する時刻として計算されます。天球上を太陽が一巡する時間は、地球が太陽の周囲を一巡する公転周期の約365.2422日。1年365日ではわずかに足りません。毎年積み重なるずれを調整するのが「閏年(うるうどし)」。基本的には4年に一度1日を加えますが、今度は4年ごとに約0.0312日ずつ暦を速め、立春の瞬間が徐々に前倒しになってきたのです。季節と暦が大きくずれるのを防ぐため、現在使用されているグレゴリオ暦では、400年間に97回の閏年を設けて、1年の平均値が地球の公転周期にできるだけ近づけています。 地球の運動を正確に計算するのは天文学の分野です。国立天文台が推算し毎年2月に発表する暦が、皆さんのカレンダーの基本となっています。暦に関する更に詳しい情報は 国立天文台 天文情報センター 暦計算室 のWEBページをご覧ください。https://eco.mtk.nao.ac.jp/koyomi/▼こちらの記事もあわせてご覧ください▼広報ブログ「春の初めは暦の要―春分と天文学」https://www.nao.ac.jp/news/blog/2025/20250319-equinox.html 114 18 1 2025/03/19(水) 14:00 14:49 宇宙の電波を受けたりする PART2『並ぶパラボラの謎』 電波望遠鏡は謎だらけ。なぜあんなに大きいのか? どこからのぞくのか?PART2では 電波干渉計の謎に迫ります!(2025年公開)PART1 はこちら▼https://www.nicovideo.jp/watch/so44776521こちらの記事も合わせてどうぞ 『広報ブログ』▼https://www.nao.ac.jp/news/blog/2025/20250317-radiotelescope.html 229 38 5 2025/03/18(火) 15:00 12:23 宇宙の電波を受けたりする PART1 『45m電波望遠鏡の謎』 電波望遠鏡は謎だらけ。なぜあんなに大きいのか? どこからのぞくのか?PART1では 45m電波望遠鏡の謎に迫ります!(2025年公開)PART2 はこちら▼https://www.nicovideo.jp/watch/so44776530こちらの記事も合わせてどうぞ 『広報ブログ』▼https://www.nao.ac.jp/news/blog/2025/20250317-radiotelescope.html 255 28 5 2025/03/18(火) 15:00 1:30 2025年3月の星空情報(夕空から去り行く明星/水星の観望好機/すばる食/天高くの木星・火星/3月の月の暦) 2025年3月の星空情報です。日の入り後、西の空で真っ先に輝き出す、金星。2日には、細い三日月と並んで見えます。金星の高度は日ごとに低くなり、太陽との離角が小さくなっていきます。月末には内合(地球から見て太陽の手前側を通過)を過ぎ、明け方の空へと移っていきます。明るい金星を目印に、夕焼けが残る空の低いところにある水星を見つけてみましょう。太陽系で最も内側の軌道を公転する惑星は、「東方最大離角」を迎える8日の前後が観察の好機です。おうし座の散開星団「すばる」(M45、プレアデス星団)は、古くからよく知られた天体です。肉眼でも見えるので、見つけてみましょう。5日の夜遅くには、西の空で月がすばるの星を隠します。月が星団の中を移動する様子は、双眼鏡で見るとより楽しめます。空の高いところでは、木星と火星が目立ちます。1月に迎えた衝の前後で「逆行」していた火星は、普段の「順行」に戻っています。〇3月の月の暦7日:上弦 14日:満月 22日:下弦 29日:新月※14日には、満月が一部欠けた状態で昇ってくる「月出帯食(げつしゅつたいしょく)」となる地域があります。 148 7 0 2025/02/28(金) 11:00 1:34 2025年2月の星空情報(節分は2日/明るさ際立つ宵の金星/冬の星座をしのぐ木星・火星/カノープスを見つけよう/2月の月の暦) 2025年2月の星空情報です。暦の上で春の始まりを告げる「立春」。今年は2月3日です。その前日の「節分」は2日になります。日の入り後の西の空で輝く金星。今月「最大光度」を迎え、明るさはマイナス4.9等級に達します。太陽・地球との位置関係で見かけの大きさや満ち欠けの様子が変わり、今は大きく欠けた姿で見えています。空の高いところにも二つの惑星が目立ちます。木星はマイナス2等級。赤色が特徴の火星はマイナス1等級ほどです。10日の明け方には、北海道の大部分や、中国地方・九州などの一部で、沈みゆく火星が月に隠される様子が観察できます。夜空で一番明るい恒星、おおいぬ座のシリウスが南中する頃、地平線近くには二番目に明るい星も現れます。よく晴れた夜には、りゅうこつ座のカノープスを探してみましょう。〇2月の月の暦5日:上弦 12日:満月 21日:下弦 28日:新月 167 10 1 2025/01/31(金) 16:00 1:41 2025年1月の星空情報(各地の初日の出/しぶんぎ座流星群/2年ぶりの火星の接近/夕空で並ぶ金星と土星/1月の月の暦) 2025年1月の星空情報です。新しい年の始まりを告げる初日の出。各地の日の出の時刻は、国立天文台のウェブページをご参照ください。4日の未明には、三大流星群の一つにも数えられる「しぶんぎ座流星群」の活動が見られます。今年は、月明かりがない好条件での観察が期待できます。深夜、空の高いところに赤く明るい星が目立っています。地球の隣の惑星、火星です。12日、火星と地球は2年2か月ぶりの接近を迎えます。16日には衝となり、最も明るく見える時期です。地球と火星は公転速度に差があるため、衝の前後は火星が星座の中を逆行して見えます。夕方の南西の空では、圧倒的に明るい金星と、それよりもやや暗い土星が、1月を通してすれ違うように動いていきます。18日から19日にかけては最も近づき、双眼鏡では同じ視野に捉えられます。このような惑星たちの複雑な運動を見て、人類は古代から宇宙の仕組みを考えてきました。2025年も、星空を通して天文学を楽しみましょう。〇1月の月の暦7日:上弦 14日:満月 22日:下弦 29日:新月 185 8 0 2024/12/26(木) 15:00 2:10 2024年12月8日に「土星食」が起こります。 2024年12月8日の日の入り後、土星食が起こります。月が土星を隠す天文現象です。土星は、ほぼ半月となった月の暗い側から隠され、明るい側から再び現れます。今回の土星食が見られるのは、日本列島の南東側の地域です。食にならない地域では、月と土星が接近する様子が見られます。このように場所によって見え方が異なるのも特徴です。土星はとても明るい天体のため、隠されていく様子は肉眼でも観察できるでしょう。一方、再び現れるのは月の明るい側なので、肉眼では見えづらいかもしれません。双眼鏡や望遠鏡を使うと観察しやすくなります。土星は太陽系の惑星なので、比較的地球から近い天体です。他の恒星はとても遠く、小さな点に見えますが、土星は見かけの大きさがあります。そのため、隠れるのも現れるのも時間がかかります。遠くの恒星の場合は、一瞬です。実際に目で見てもらうのが一番ですが、「天候が悪くて見られない」などの場合、ライブ配信で楽しむのも良いでしょう。国立天文台でもニコニコ生放送を行う予定です。12月8日は土星食を楽しみましょう!▶土星食を生放送(ニコニコサイエンス)https://live.nicovideo.jp/watch/lv346453347▶ほしぞら情報トピックス「土星食」https://www.nao.ac.jp/astro/sky/2024/12-topics02.html▶暦計算室「惑星食各地予報」https://eco.mtk.nao.ac.jp/cgi-bin/koyomi/occulx_p.cgi 198 14 0 2024/12/06(金) 18:00 1:36 2024年12月の星空情報(夕焼けの中の金星/土星食に注目/おとめ座スピカの食/すばる食とふたご座流星群/12月の月の暦) 2024年12月の星空情報です。日の入り後、金星がとても明るく輝いています。夕焼けの空で、細い月と並ぶ様子は目を引くでしょう。8日、夜のはじめに「土星食」が起こります。上弦前の月が土星を隠す様子が、広い地域で見られます。望遠鏡で観察できれば、土星が月の縁に、徐々に隠され、ふたたび現れる様子が、より楽しめます。クリスマスの日、25日の未明には、明るい恒星が月に隠されます。おとめ座の1等星スピカの食です。恒星はとても遠く、点に見えるため、隠されるのも現れるのも、一瞬の出来事です。14日の未明には、プレアデス星団(すばる)の食も起こります。西に沈んでいく「すばる」の中を、明るい月が通り過ぎていきます。同じ頃、ふたご座流星群の活動が極大を迎えています。満月直前の月明りに、目がくらまないように観察しましょう。〇12月の月の暦1日:新月 9日:上弦 15日:満月 23日:下弦 31日:新月 194 12 0 2024/11/28(木) 17:00 前へ 1 2 3 4 5 6 次へ