僕はコーヒーが好きです。
昔はブラックコーヒーは飲めなかったのですが、最近は基本的にブラックです。
ブラックというのは難しいもので、ミルクや砂糖入りと違って、コーヒーの味がはっきり出ます。
なので、おいしいコーヒーを飲めばおいしいのですが、まずいものだと、飲めたものではなくなります。
「ブラックコーヒーはまずいから飲めない」と言われる方も多いと思います。
しかしそれは、もしかしたらまずいコーヒーを飲んで、おいしいコーヒーを飲んだことがないからかもしれません。
ブラックコーヒーのおいしさを知りたい、と思われる方は、一度、以下の方法で、コーヒーを淹れてみてください。
1,材料の準備
必要な材料:コーヒー豆、水
まず、コーヒー豆は、コーヒー専門店で買ってください。
豆を自家焙煎している所で、その日に焙煎しているか、注文してから焙煎してくれる店を選びます。
豆は焙煎してから、どんどん味も香りもなくなっていくので、焙煎したものを何日も置いていると味が落ちるからです。
その点で、スーパーの豆などは問題外となります。
そして、豆は挽いてもらわず、豆のまま買うのが望ましいです。
挽くと、さらにそこから味も香りもなくなっていくからです。
しかし、家にコーヒーミル(豆を挽く器具)がない場合は、豆では無理なので、挽いてもらって少量ずつ買ってください。
どのコーヒーを選べばいいかですが、専門店なら店員さんが詳しいので、聞いてみましょう。
苦味や酸味の度合いなど、好みを言えば、それに合わせたブレンドを教えてくれます。
全く分からなければ、「よくわからないので、初心者でも飲みやすい味」などと言えば、そのようなブレンドを教えてくれます。
豆を買ったら、次は水です。
水もミネラルウォーターなど、おいしいものを使ってください。
水もコーヒーの味に影響を与えます。
2,道具の準備
必要な道具:コーヒーカップ、ドリッパー、コーヒーフィルター、(計量スプーン)、(ポット)、(コーヒーミル)
コーヒーカップは、普通に家にあるカップで大丈夫です。
ドリッパーは、コーヒーフィルター(ろ紙)をセットして、コーヒーをドリップする器具です。
ドリッパーとフィルターは100均に売っているので、簡単に安く手に入ります。
コーヒー用の計量スプーンも100均に売っており、これに1杯で、ちょうど1人分の豆が計れるので、あると便利です。
なくても、豆10グラムを秤などで計れば大丈夫なので、必ずしも買う必要はありません。
次に、ポットですが、コーヒー用のものは、先が細くなっており、あるとドリップがしやすいです。
しかし割と高価なので、なくてもかまいません。
次にコーヒーミルですが、これがあると挽きたてのコーヒーが飲めるので、しょっちゅうコーヒーを飲むなら買って損はないです。
しかし割と高価なので、最初は買わなくて良いかと思います。お店で挽いてもらいましょう。
買う場合でも、ミルは手動と電動があります。
手動だと安いですが、挽くのはけっこう力がいり、時間もかかります。
毎日1杯程度しか飲まないというのならいいですが、毎日3人分を3回挽きます、とかいうのなら、電動が良いでしょう…。
高価ですが、楽だし一瞬で挽けます。
3,ドリップ
まずお湯を沸かします。
その間に、コーヒーカップの上にドリッパーをセットし、フィルターもセットします。
挽いた豆を10グラム、フィルターに入れます。
お湯がわいたら、豆全体が少し湿る程度に、ごく少量お湯を注ぎます。
そのまま30秒待ちます。
30秒たったら、豆がある部分の中心に、お湯を注いでいきます。
このとき、お湯はポットの先端から、少量ずつ注いでいきます。
円を書くように、お湯を回しながら注ぎます。
円の大きさは、500円玉程度です。
中心部分から、コーヒーのエキスを抽出するためです。
端のほうは、豆のある部分の層が薄く、すぐにろ紙に接してしまい、コーヒーが薄くなるからです。
コーヒーカップ1杯分のコーヒーを淹れ終わったら、これで完成です!
おつかれさまでした。ドリッパーを外して、コーヒーを飲んでみてください。
4,保存
残った豆は、買ってきたときの袋に入れたまま、そのへんに放置しておくと、どんどん劣化していきます。
密封できるビンなどに入れ、冷蔵庫に入れて保存してください。
密封できるビンも100均にあります。
買ってから2週間ほどで飲み切るのがいいようです。
ですから、豆は一度にたくさん買わず、少量ずつ買うのがいいでしょう。
けっこうたいへんだと思われたかもしれません。
だから、コーヒーのおいしいお店に飲みに行くのが一番良いかと思います。
周りにコーヒー好きの人がいると、そういう人は、おいしいコーヒーの店を知っていたりするものなので、どこがいいか聞いてみるといいと思います。