さて、まだ引き続き定期的にお手伝い的な事をしているんですが、そこでまた別の方から話を聞かせてもらったのでそれについて話そうと思います。因みにその人は私がお手伝いしている先で働いてる方では無いんですが、偶然にも話を聞く事が出来ました。
その方はそれまで結構な額の年収があった(具体的な数字は伏せます)のですが、それが一晩にして『0』になったらしいのです。
その理由が、今まで仕事に使っていた機器やデータ等の全てが嵐による水濡れや器物破損によって消失してしまい復旧が不可能なレベルにまでなってしまったからだそうです。
これだけ聞けば、嵐による被害は管理不足の自己責任と思われるかもしれませんが、実際の所その工場はとある大家さんより借りていた場所らしく、本来ならその大家さんが定期的に業者さんに頼んで調査点検して安全な状態を維持しなければならないはずでした。そして、もし定期的に点検されていれば今回の嵐での損失も本来なら無かったはずなのです……が、どうやらそれを怠っていたらしく今回の様な結果になってしまいました。
でも、話を聞いたときもしこれが本当なら借りていた方はその大家さんに対して何かしらの保証を求める権利は当然あるモノだと思いその事を尋ねると、相手の大家さんは無茶苦茶な言い訳を言い出したそうです(現場の状況等から嘘orありえないのは明らか)。そしてこちらが何を言ってもその一点張りをずっと貫き続け、しまいには自分の味方になる知り合いを集めて圧力を掛けてきて、保証も無しに出ていくように仕向けたらしいのです。
大家さんにしてみれば、めんどうな相手を締め出して早く次の人を入れたいのでしょうね。まだ完全に終わってはいないみたいですが、どうなるかは本当に分からないみたいでした。
今回の話をまとめると、嵐によって仕事及び仕事道具が失われたが、その理由は借りている先の大家さんが管理を怠った為に起こった事だった。本来ならそれに対して謝罪や保証があって当然なのにも関わらず明らかな嘘の一点張りで面倒な相手を大家さんが追い出そうとした。そして結果、圧力により何もないまま追い出される形となり仕事と収入を失った。
これでこのまま本当に大家さんに何も罰が与えられないのであれば、ひどい世の中だと思います。そしてこれが偶々自分の近くで起こっただけで、実際には似たような……もっとひどい様な事が全国で頻繁に起こっているのだとしたら本当にいたたまれないですね。
今回に限らずずっと前から思い続けていますが、被害者の被害内容に対しての加害者への罰が軽すぎるのは何故なんでしょうね。誰かを〇しておいて10年20年で罪が無くなるとか頭おかしいんじゃないかと思ってしまいます。
本当に、いつかちゃんと被害内容と等価の罰が加害者に与えられる事を願いつつ……ありがとうございました。