倉居純名さん のコメント
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レイプ被害にあった女性は、セックス恐怖症になるーー。
そんな話を、よく聞いたことがあります。
実際レイプ被害にあってしまったたくさんの女性が、男性不信になったり、性行為を拒絶してしまうかもしれません。
ですが、レイプによってセックス依存になってしまうケースもあります。
「レイプされながら興奮してたんでしょ? 」
「実は気持ちよかったんじゃん」
そんな心ない言葉を浴びせられることを危惧し、まだまだ声をあげられない「レイプによるセックス依存者」たち。
セックス依存になってしまった背景には、レイプによる心の傷が大きく影響しているんです。
私がレイプされた話
私がレイプ被害にあったのは、高校3年生のとき。
推薦で大学進学が決まり、かなりハメを外した遊び方をしていました。
未成年のくせに慣れないお酒を飲んで、深夜に帰宅することもしばしば。
世間知らずな小娘だった私に、無防備に夜遊びはするなと一喝してやりたいものです。
後悔してももう遅いのですが……
その日も夜遅くまで飲み、最寄りの駅についたときには深夜1時を回っていました。
私の家は駅から徒歩20分ほどかかるのですが、ちょっと人通りの少ない道を通れば5分ほど早く家につく。
夏場で早くシャワーを浴びたかったので、人通りの少ない道を選びました。
思えばこれが運の尽き。
灯りもほとんどなく、人通りが全くない道を歩いていると、前から男の人が歩いてきました。
視力が悪いのでよく見えなかったのですが、近づいてくるにつれ、 男の人が全裸であることに気づきました 。
酔いがいっきに醒めました。
かなりあせりましたが、背中を向けて走って逃げたりしたら、相手を刺激しかねない。
そもそも恐怖で脚がすくみ、走り出す勇気がありませんでした。
私はうつむき加減でスマホをみながら、気づいていないふりをしようとしました。
すれ違いざま、肩をつかまれ
「ちょっとだけいいでしょ? 」
と耳元でささやかれました。
言葉の意味を理解するよりも早く身体が勝手に動き、手を振り払い逃げようとしたのですが…
泥だらけの地面に押し倒され、 首を思いっきり締めあげられました 。
手足をジタバタさせて抵抗しましたが、男の力には全くかなわなかった。
意識がもうろうとしてきたときに、服が脱がされる音が遠くの方で聞こえました。
自分の身に起こっている出来事だと、認識できていなかったんだと思います。
この時の記憶は、実はほとんどありません。
気がついたら男はいなくなっていました。
下腹部に残る痛みが、何が起こったかを物語っていました。
何十分、何時間、動けずにいたか分かりません。
重い身体を持ちあげ、散乱した荷物をかき集めました。
ずーっと泣いていました。
でも泣いていることにも気づいていなかったと思います。
親になんて言えばいいかわからない、家に帰っちゃだめだーー。
泥だらけの身体で、タクシーを拾い友達の家に向かいました。
タクシーの運転手さんに「大丈夫ですか? 」と聞かれましたが、何かを答えた記憶はありません。
友達は詳しく聞こうとせずに、お風呂を貸してくれました。
服もバッグも汚れてしまったので、全部捨てました。
その日は、眠れませんでした。
レイプされた後
警察に行ったのは、2日ほど経ったあとです。
身体はあざだらけ、首を絞められたことでリンパ腺が腫れ、顔はおそろしくむくんでいました。
男性の警察官に、どこをどう触られたのか、具体的に何をされたのか、詳しく話さなければならずとても不愉快でした。
私の気持ちをいたわりながら、優しく声をかけてくれていましたが、相手が男というだけで私にとっては苦痛。
結局、被害届けは出しませんでした。
目があったら殺されるかもしれない、という恐怖から犯人の顔をみれず、犯人の身体的特徴を何も覚えていなかったんです。
それだと探しようもないし、見つけたとしても犯人であるという確証が得られない、被害届けを出しても意味がないかもしれないと言われました。
加えて私が被害時に着ていた服を全て処分してしまっていたこと、病院に行く前に身体を洗ってしまっていたことがあだとなりました。
犯人につながる証拠を、自ら消してしまっていた んです。
結局、
パトロールの強化をお願いします
とだけ頼んで終わりました。
しばらく男性と関わるのがいやで学校にも行かず、
自分が女だとばれないように
という思いから、ダボっとしたパーカーやジーンズばかり着ていました。
セックス依存に
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