言葉の力って凄いですよね。人間が他の動物と決定的に違う部分の一つだと思うし、たとえどんなに科学技術が進歩しようと、あらゆる文化的な活動の根幹には言葉という物がこの先もずっと存在し続けると思う。
雑誌から動画へとメディアの形が変化し、面白い記事を書くライターより面白いことを喋る演者がもてはやされるようになっても、そこで重要なのはやはり言葉。
当たったら嬉しい、負けたら悔しいのは誰しも同じなのだから、それをどう表現するのか。表情やリアクションだけで個性を発揮できる人ももちろんたくさんいるけれど、そこに気の利いた一言を添えてクスリと笑わせてくれたり、その一言に性格や人間性が垣間見えたりしたならば、そういう人が多くの視聴者から興味を持たれるんじゃないかな、と。
好きな人とか好きなキャラクターの喋り方や口癖、よく使うワードとか真似したくなったりしませんか? 外見や服装と一緒で、言葉もその人を作り上げている大きな要素である証ですね。
でも、その言葉によってあらぬ誤解を招いたり、考えていることが上手く伝わらなかったり不必要に心を乱されたり、そういうところもまた人間ゆえの歯がゆさというか、これもまた永遠に付きまとうであろう問題・課題ですかね。
一つ自分自身の例でいうと、自分ではそんなつもりが一切なかった口癖に、視聴者のコメントで「その言い方だと○○なように(あまり良くない意味に)聞こえる」って言われて、ええっ!ってなったことがあって。
それ以来、ちょっと言い方を変えて使うようになりましたが、たまたまその時は指摘してくれた人が居たので直せたけど、そういう風に誰かがイヤに感じているかもしれない言葉を気付かずずっと使ってしまっている人ってきっといっぱいいると思うし、オレ自身にもまだまだいっぱいあるような気がする。
逆に、オレ自身がモヤっとさせられた例もあって。「そういうとこだぞ」っていう表現あるじゃないですか。何年か前からネット上でよく使われるようになった言葉だと記憶しているんだけど、それが流行し始めた当初かな。生放送のコメントでけっこう頂戴したんですよ。
この記事は過去記事の為、今入会しても読めません。ニコニコポイントでご購入下さい。