6月28日、鈴木秀樹プロデュース『全試合シングルマッチ』が、ニコニコプロレスチャンネル(以下ニコプロ)初となるTVマッチとして開催された。
今大会はニコプロからプロデューサーに指名された鈴木が、さまざまな団体の若手選手の中から「見てみたい選手」を選出。まだシングルマッチの経験が少ない若手選手に少しでも経験を積んでほしいと、全試合シングルマッチとなった。

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今年の4月1日にWRESTLE-1が活動休止し、フリーとなった本田竜輝とアレハンドロが参戦。アレハンドロは2AWの花見達也と、本田はFREEDOMSの平田智也と対戦した。なお、無観客のTVマッチの第1試合という難しい環境ながら本田と熱い試合をやってみせた平田は、全試合終了後に鈴木プロデューサーから大会MVPに選ばれた。
暗黒プロレス組織666所属で現在新宿二丁目プロレスのシングル王者である竹田光珠と、#STRONGHEARTSのエル・リンダマンという共に鍛え上げられた肉体を持つ対決のほか、セミファイナルではHEAT-UPの兼平大介vsフリーの佐藤嗣崇という大型選手対決も実現。

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そんな中、鈴木が出場選手の顔触れを見て、一番最初に決めたのが阿部史典vs吉田綾斗というメインイベントだった。全日本プロレスでは陣-JIN-という同じユニットに所属し、年齢もキャリアも近い両者だが、これがシングル初対決。阿部は現在所属するBASARAでユニオンMAX王座を戴冠。吉田も2AWの7・5千葉大会で、大日本プロレスの岡林裕二に流出している無差別級王座奪還を目指す試合が決まっている。若手とはいえ、お互いに自分の団体の看板を背負う立場だけに、絶対に負けられない。試合はそんな意地がぶつかり合う激しいものとなり、20分時間切れ引き分けに。決着はつかなかったが、辛口批評で知られる鈴木秀樹も大満足の試合内容だった。

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なお、大会終了後の表彰式で鈴木プロデューサーは、前述したMVPのほかに“最もしょっぱかった選手”も選出している。5試合とも熱戦だったが、果たしてしょっぱい選手に選ばれたのは? この大会の模様はニコプロにて7月19日まで視聴可能。
ニコプロTVマッチ
鈴木秀樹プロデュース「全試合シングルマッチ」


▼第1試合 シングルマッチ 10分1本勝負
○平田智也(プロレスリングFREEDOMS) vs 本田竜輝(フリー)●
8分17秒 ジャーマンスープレックスホールド

▼第2試合 シングルマッチ 10分1本勝負
○アレハンドロ(フリー) vs 花見達也(2AW)●
8分31秒 片エビ固め
※ESO ES TODO

▼第3試合 シングルマッチ 10分1本勝負
●エル・リンダマン(#STRONGHEARTS) vs 竹田光珠(666)○
9分03秒 回転足折り固め

▼セミファイナル シングルマッチ 15分1本勝負
○兼平大介(プロレスリングHEAT-UP) vs 佐藤嗣崇(フリー)●
12分19秒 体固め
※ブラックカントリー

▼メインイベント シングルマッチ 20分1本勝負
△阿部史典(プロレスリングBASARA) vs 吉田綾斗(2AW)△
時間切れ引き分け