今日この記事が目にとまりました。

 18-19歳の59% 格差行き過ぎ | 2016年4月8日(金) - Yahoo!ニュース  

 この記事の中に、日本の景気がよくならない本当の理由が隠れていました。この部分です。
こうした中、いまの政治で力を入れてほしいことを複数回答であげてもらうと、最も期待が高かったのが「景気・雇用」で72%。次に多かったのも、将来の生活基盤にかかわる「年金・医療など社会保障」の61%。「教育」は46%で、3番目だった。
 もっと絞るとここです。
最も期待が高かったのが「景気・雇用」 
 アベノミクスでさんざん景気対策をしましたが、その効果はなくなっていると言われています。

 では単に安倍政権の政策が悪いのでしょうか。誰かめっちゃ天才が首相になれば政策で景気が良くなるのでしょうか。

 なんでそんな楽観的になれるのかとても不思議です。
 
 海外の景気対策を見ても、もうばっちり、やっぱ政策すごいよねなんて国、最近ありません。

 ありていに言って、政策で景気が良くなる時代は終わっているのです。

 ・国ができることはやってしまった。

 工業発展させるぞ!って昔は、全国の道路を整備したり、工業用水のためにダム作るなんて、国が行う施策が効果的でした。

 でも、そういう施策を一通りやって第発展した今、国にできることは少なくなってきているのです。

 ・金融政策は届かない。

 また金で金を生むのが得意な金融も大発展し、高度化しました。国が行う純粋な金融政策は、すぐに金融分野が目をつけて利用されてしまいます。効果はそこで吸収されてしまい、本当にやりたかった私たちの身近の景気を刺激する効果はなくなっています。

 余計な規制を緩和する過度な競争を抑制するため規制するといったことに、いまだに政府の役割はあると思いますが、まあ、金利いじれば景気が良くなるなんて虫のいい話はもうないと考えるほうがいいと思います。

 ・私たち自身がなんとかするしかない。

 政府や日銀が景気をよくしてくれるなんて幻想は捨てるべきです。規制緩和や適切な規制など、地味な取り組みは不断なく続けなければなりませんが、それ以上期待して、仕方なく黒田バズーカ乱発したって、私たちの周りの経済に届いたりはしないのです。

 政治で力を入れてほしいことのトップが「景気・雇用」であるうちは、日本の景気はよくならないのです。

 モノが貧しかった頃、私の父親の世代は、「モノを豊かにするぞ!」と一丸となって邁進し、日本を物質的に豊かに変えました。今私たちは「モノは豊かになったけど、心はちっとも豊かになっていない」と嘆いています。

 ならば私たちは、一丸となって「心を豊かにするぞ!」と邁進する時です。それが私たちを豊かにする原動力なのです。

《ワンポイントミライ》(

ミライ: おお。今日は熱いですね。でも、掛け声だけ? 具体的な話は?