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海外の人が和食に魅了されている話は、先日も
「なぜ、東京では安くてウマイものが食べられるのか?」=偏西風
で紹介しましたが、和食の次は、日本のお酒が話題になると思います。日本酒だけではありません。ウイスキー・ビール・ワインなども入れてです。日本が名酒大国であると言われるようになるのです。
ウイスキー
NHKの朝ドラ『マッサン』で日本のブームに火がついた国産ウイスキー。しかし、同じくして海外でもコンクールで賞を取るなど海外でも評価も高まっています。国産ウイスキーは高いものだけがおいしいわけではありません。角ハイボールで人気に火がついたサントリーの角瓶。おいしくで手頃な値段で最近はかかすことがありません。もうおっさんですから、それなりに高価なウイスキーも飲んだことありますが、角瓶など国産ウイスキーの手軽さは素晴らしいです。
私が20歳の頃は、国産ウイスキーはまずいというイメージしかなく、バーボンとか海外のものばかり飲んでいました。まずいというか、飲むと頭が痛くなるので本当にやでした。
まあ、角瓶はほとんど飲んでなくて、変わったのは国産ウイスキーではなく私なのかもしれませんが、国内外の人気ぶりからしても味はよくなっているのでしょう。
いまや、海外のウイスキーよりも値段の高い国産ウイスキーは珍しくありません。海外の注目もますます高まるのではないでしょうか。
コンクールで賞を取るようなウイスキーもおいしいのでしょうが、手頃なのがおいしいというところが、日本のウイスキーに厚みが出てきたところだと思います。
ワイン
そして変わったといえばなんといってもワインです。若い頃飲んだ国産ワインは甘いわ、頭痛くなるわ、二度と飲むかと思ったものです。
でも最近国産ワインが年々美味しくなります。この間甲府に出張した時、赤提灯な居酒屋で、一升瓶でついでくれるグラスワイクがガブガブ飲めておいしい。国産の高価なワインは飲んだことがないのでコメントできませんが、居酒屋ワインがこれだけおいしいのですから、かなり層が厚くなってると思います。
少なくともアメリカにいたときに飲んでたアメリカワインは超えてます。アメリカもその後美味しくなっているかもしれません。
いずれにせよもう日本の文化のひとつになったと思います。これからどんどん注目されるのではないでしょうか。
ビール
日本人が知らない驚きの事実のひとつは、一番搾りなど大手の国産ビールが世界的に見ても傑作だということではないでしょうか。『もやしもん』でも取り上げられた世界でも傑作と知られた『ピルスナー・ウルケル』。大好きなので、たまにテイルズエールハウス本郷店に飲みにいきます。もちろん別格においしいのですが、コンビニで手に入るサントリーのプレモル、同じピルスナーとして全然負けてません。こんなおいしいビールがコンビニでどこでも手にはいるのですから、日本のビール文化はすごいです。ただ、日本は長い間、大手の何種類かの似たようなビールばかりが売れ、ちょっと飽きられてしまいました。そんな中、地ビールがじわじわと多様なビールの世界を消費者に訴え広げていきました。
ローソンで「僕ビール、君ビール。」がバカ売れしたのはその象徴的な出来事でした。そんな中、キリンビールも方向転換するということです。
キリンビール、マス広告&大量生産と決別の歴史的転換へ…驚きのビールの店に客殺到
これから日本のビールはますます面白くなります。あとはあのわけのわからない酒税の整理が行われれば障害はなくなるでしょう。毎年話題になりつつ、なかなか実現しませんが、海外からうちのこの「ビール」がビールと言えないのはなにごとかという苦情はなくなりませんから、かならず整理されるはずです。そこからの日本のビール楽しみです!
世界にもある、ビール・ワイン・ウイスキーが、海外のものに負けない実力を持っていることが、確実に知られるようになっています。一方で日本酒や焼酎といった日本固有のお酒についても、そのおいしさに気づく外国人が増えています。
これだけ多様なお酒が世界レベルということで、日本はリカー大国として紹介されるようになるでしょう。今から楽しみです!
そしたら、次はお茶とかに視点が向くかもしれません。気にしておこうと思います。
《ワンポイントミライ》(?)
ミライ: この間松本のお蕎麦やさん「三城」で頂いた日本酒が忘れらません・・。
フツクロウ: おいしかったの。
ミライ: はい。お昼っからいいの?って思いましたけど、量は少しだし、お散歩の後で喉渇いていたので、すっきりした飲み口がほんとにおいしくて。
フツクロウ: 呑んべえじゃのお。
ミライ: そんなことないです! あれはきっと誰でも美味しいです!
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