土曜ですが、今ニコ生で生放送中の将棋中継で、面白いハプニングが起こっているのでご報告。

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 見慣れない斜め上からのアングルです。

 聞いたところによると、映像が光の加減で見えないとのことで、一時対局を中断して盤やカメラをセットし直し再開したとか。という噂を聞いて飛んできたら、こんな斜め上の画像が映っていたのです。

 で、このアングル。これいいですね。特に指す瞬間。

 詳細わかりませんが、大事な対局を中断する事態にまでなったのですから、光の加減とやらをあらかじめ調整できなかった担当者は、あとで大目玉を食うことでしょう。

 しかし! そのおかげで、この素晴らしいイノベーションが起こったのです。やはり失敗は重要なのです! 

 天吊画像は盤を見るには重要ですが、平面的で、しかも指す瞬間以外は事実上静止画で、映像としては退屈です。

 長い中継時間の間には解説が休憩しているときもありますが、実はこの時困ります。

 二人の入った真横からの画像では、棋士が指しても、何を指したかはわかりません。指したとなると、私たちは運営さんが天吊り画像に切り替えてくれるのを今や遅しと待つしかありません。

 かといって、いつ指されるかわからない一瞬のためにずっと天吊りのいわば静止画像を見せられるのは、苦行に近いものがあります。

 が、この映像なら、指されれば何が指されたかわかるどころか、指す瞬間を堪能するのに素晴らしいアングルですし、そうでない時も棋士の膝が入って動きもあります。

 このアングルはぜひこれからもやってほしいです!

 2台のカメラが3台になるのは大変かもしれませんが、長い対局を観戦するには、このアングルは必須です。 これを観てしまったからにはもう戻れません。このアングルは未来の普通です!!

 といいつつ、今は二人の膝しか見えないので、午後に真横アングルも復活するのかの方が気になります。

 1勝1敗で迎えた大事な第3局。果たしてどちらが勝つのか!? 第87期棋聖戦 第3局 羽生棋聖vs永瀬六段、ただいま絶賛生放送中です。

 ということで、【号外】発行したので、代わりに月曜はお休みします。


《ワンポイントミライ》(

ミライ: 先週もEU関連で土曜に【号外】出して、月曜休んでましたけど、「号外」は通常発行以外の記事という意味なんですから、「号外」って言っといて次休んだら、「号外」じゃなくないですか?

フツクロウ: ホッホッホ。手厳しいのうw